オハイオ州コロンバスのローファイ・シーンを象徴する存在、Winston Hightower がニューアルバム『100 Acre Wood』を4月に K Records 傘下の Perennial からリリースすることを発表しました。同レーベルからは以前 Sharp Pins の作品も登場していますが、本作は単なるビートルズ風のポップさにとどまらず、コロンバスの先達 Times New Viking のようなパンキッシュな美学と、剥き出しのメロディ・センスが融合した仕上がりとなっています。
アルバムのサウンドは、The New Pornographers のような輝かしいメロディを骨組みまで削ぎ落とし、そこに Daniel Johnston の幽霊が宿ったかのような内省的で儚い雰囲気を纏っています。時折聴かせるファルセットは、Moses Sumney を彷彿とさせる繊細な響きを持っており、ノイズに頼りすぎることなく、ローファイという手法で楽曲の本質を浮き彫りにしています。
先行シングル「Lay Low」は、世界の終わりをテーマにしたかのような、催眠的で美しいバラードです。「その時が来ればわかるさ、僕らはもうここにいないのだから」という破滅的な予感を歌いながら、それを大人のための子守唄のような優しさへと昇華させています。Jolie M-A が監督したミュージックビデオも公開されており、彼の特異な音楽世界を視覚的にも体験することができます。
