ニューオーリンズの奇才が放つ「アート・ダメージド」な衝撃——Urqがデビュー作で見せる、ローファイ・ポップと宅録の新たな地平

ニューオーリンズを拠点に活動するアーティストによるプロジェクト、Urqが、2026年4月24日にExploding in Sound Recordsよりリリースされるデビューアルバム『This Dismal Village』から、先行シングル「Another Mystery」を発表しました。SpllitやW-9といったプロジェクトでも知られる中心人物の独創的なマインドから生まれた本作は、宅録に耽溺するリスナー(bedroom bound freakers)へ向けた、アート感覚溢れるローファイ・ポップ作品に仕上がっています。

そのサウンドは、Guided by Voicesのような凝縮された混沌や、MX-80 SoundからDevoにいたるジッター・パンク、さらにはプログレの先駆者であるGongの歪な輝きまでを彷彿とさせます。先行シングル「Another Mystery」は、安住できる場所を与えないような不穏さと緊張感に満ちており、折れ曲がったギターラインを4トラック・レコーダー特有の質感でパッケージした、実験的かつ中毒性の高いトラックです。

常に優れたラインナップを誇るExploding in Sound Recordsから登場する本作は、アルバムタイトル『This Dismal Village(この陰鬱な村)』が示唆する通り、奇妙な折り紙のように複雑に構成された楽曲群が特徴です。インディー・ロックの枠を押し広げるような「アート・ダメージド」な感性と、アナログ録音へのこだわりが融合した、独創的なローファイ・サウンドの新たな地平を提示しています。