風景が音を彫り上げる。Natalie Wildgoose 最新EP『Rural Hours』。ヨークシャーの古い礼拝堂から届く、霜のように美しい調べ。

シンガーソングライターの Natalie Wildgoose が、ニューEP『Rural Hours』の詳細を発表しました。ロンドンとノース・ヨークシャーの湿原地帯を行き来する彼女は、農村部の風景やアイデンティティに強く惹きつけられ、本作ではその創造性を遺憾なく発揮しています。Chris Brain や Owen Spafford と共に、ビクトリア朝時代の工場や歴史的建造物である村の集会場、人里離れた礼拝堂などを巡り、その空間そのものが持つ響きを音楽の形へと反映させました。

4月15日に State51 からリリースされる本EPは、個人的な記憶と共同体の歴史を深く掘り下げており、ミニマルな構成の中に、まるで霜が降りたような繊細な美しさを宿しています。先行シングル「Nobody On The Path」は、孤独感と自己発見が交錯する「質素な心理地理学(サイコ・ジオグラフィー)」とも呼ぶべき作品です。5月19日にはロンドンのストーク・ニューイントン旧教会での公演も予定されており、その場所特有の空気感を大切にする彼女の芸術的ヴィジョンが、さらなる広がりを見せています。