先月、ニューアルバム『Dancing On The Wall』のリリースを発表したMUNAが、タイトル曲の快活なエネルギーとは対照的に、より内省的で物憂げな新曲「So What」を公開しました。P!nkのカバーではなく、彼女たちが独自に書き下ろした本作は、華やかな名声の裏側に潜む空虚さをテーマに据えています。美しい部屋で重要な人物たちと過ごす洗練されたパーティーに参加しても、それが決して心の充足には繋がらないという、キャリアを重ねた今の彼女たちが直面している切実な孤独が歌われています。
バンドはこの楽曲について、外部からの承認(バリデーション)がいかに空虚なものであるかを、身をもって学んだ結果として生まれたものだと語っています。人々から羨望の眼差しを向けられる場所へ行けば行くほど、かえって事態が悪化し、本当に求めているのは見せかけの華やかさではなく「真の繋がり」であるという痛切な実感を込めています。パーティーを後にする際、来た時よりもひどい気分になってしまう——そんな、名声という名の檻の中で揺れ動く彼女たちの現在地を象徴する、極めてパーソナルな一曲です。
