Alex Calder – ‘Time’ (Captured Tracks)

Mac DeMarco も在籍していて、現在では解散しているバンド Makeout Videotape のドラマーであった Alex Calder のデビューEP が、Mac DeMarco 同様に Captured Tracks からリリースされました。囲気は Mac DeMarco そのもので、彼の方が少しメロディが分かりやすく、サーフ・テイストを交えた軽やかな感じです。

Dear Reader – “Down Under, Mining”

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=iO2v9QXMlwk&w=640&h=360]

南アフリカヨハネスブルグ出身で、現在はベルリンを拠点に活動する女性シンガー Cheri MacNeil による Dear Reader の4/8 に City Slang からリリースされるニュー・アルバム Rivonia に収録の “Down Under, Mining” のビデオです。映像は、ベルリンを拠点にする Barbara Steinitz による製作の切り絵を用いた人形劇風の映像で、1900年代のヨハネスブルグを描いたものです。

Eleanor Friedberger – “Stare at the Sun”

ブルックリンを拠点にするオルタナ・ロック/ポップ・バンド The Fiery Furnaces の女性メンバー Eleanor Friedberger が再びソロ作品をリリースします。シンプルなフックが弾けるナンバー “Stare at the Sun” を収録したアルバム Personal Record は、Marge Records から 6/4 にリリースされます。メンバーそれぞれ、ソロ活動が目立ちますが、The Fiery Furnaces はどうなってるんだろう。

Benoit Pioulard – “Hymnal” (Kranky)

先日の暖かさと強風で、花粉症に酷くやられてノドも痛いなあの思っていたら、そちらはどうやら普通に風邪だったようでした。熱もしっかりで出てくたばっておりました。いやぁ、油断してたなあ、気をつけよう。そんなこんなで熱が出ると思考回路も全く働かずになんも出来なくなっておりました。だから病み上がりなんでお手柔らかに。本名と思わせて実は違うソロ・アーティストって結構おりますが、このひともそのパターン。いわゆる芸名っていうやつですね。小さい頃大好きだった野口五郎はほんとは佐藤 靖っていうんですよ。小学校のとき同級生だった友達の兄ちゃんの名前と一緒で、すごく憶えているんです。因に新御三家の西城 秀樹 は 木本 龍雄、郷 ひろみは原武 裕美です。って考えると、他のふたりに比べるとなぜにわざわざ五郎なんてダサイ名前にしたのか調べてみたら、彼の出身地である岐阜の飛騨山脈にある野口五郎岳から由来しているそうって、相撲取りみたいだな。Benoit Pioulard はなにに由来しているか分かりませんが、もっとカッコイイ意味があるんだろう。一作品を他レーベルから挟み、Kranky から再び登場となったわけですが、もうひとつその間に Morr Music から出ていた Orcas としてのデュオ作があったりと、定期的なリリースは実は続けていましが、なんとなく久々感があります。でも基本路線は変らずにフォークとアンビエンスがこの作品でも鳴っている。彼の音楽の好きな点は、多分ヴォーカルであり、その声質とも言える。もし、もっと感情的であったり、渋めの声であったら、なんか違う。全体的に暗さが存在しているなかでの、ちょっとアーバンというか、か細い声質で歌われる感じが合ってるんですね、音楽と。後ろ側では実験的なものをやってるかもしれないが、この音楽にはこの声がないと始まらない。だから、唄無しのインスト・ドローンは、そんなに求めていないから、なくてもいんです。これはヴォーカルが入る曲、そうでない曲との区別がハッキリしている構成なんですね。最初の曲みたいに、ドローンの上でも唄うのを聴いてみたいんですよ。でもシンガーソングライターとしての作品という意味では成立していますよ。ちなみに、本名は Thomas Meluch っていいます。

6.5/10

Alex Calder – “Light Leave Your Eyes”

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=_xo5pgFYaXQ&w=640&h=360]

Mac DeMarco が在籍してたバンド Makeout Videotape のドラマーだった Alex Calder の3/26 に Captured Tracks からリリースされるデビューEP Time に収録の “Light Leave Your Eyes” のビデオが出ました。

Barbarossa – “The Load”

ロンドンを拠点とするシンガー James Mathé による Barbarossa が、Memphis Industries とサインをしたようで、ニュー・シングル The Load を 4/8 にリリースするようです。以前は Fence Collective としてリリースをし、Jose Gonzales のライブ・バンドのメンバーとしても活動していたようです。フォーク&ソウルなシンガー・ポップ。フル・アルバムも年内に予定しているらしいです。

Sin Fang – ‘Flowers’ (Morr Music)

久々にやってしまった。コンビニに寄ると新しいビッグコミック・オリジナルがあるのを見つけ、家に帰ってさあ読むかとページをめくったら、あ、まじかあ、これ読んだやつだ。今までも同じ号のものを買ってしまうことがあったので、なるべく中身を確認してから買うようにしていて、今回も軽くチェックは入れたのに、がっくりです。でも決して安くない値段なんで本来ならお金を返してもらいたい気分。でも、間違ったのはこちらですから、当然返品なんて出来ません。しかもマンガですからね。コイツ、読んでから返しにきたんじゃないかと疑われることもあるだろうし、自分には無理だ。コンビニでバイトしていたことはあったけど、そういうのあったけな? 本屋関係のひとはどうなんですか? そういえば、レコ屋のとき、間違って買ってしまったと返品にきた人がいた。さすがにそれはどうなんと、受入れる気にはなかなかなれなかった。だって、自分でシールドも開封してあったし、CDだったから色々と考えられるじゃん。そのときは今回だけと渋々受入れてたと記憶しています。もし、CDやレコードを聴いたあとでなんでも返品を受けていたら、このアルバムみたいのがどんだけ返ってきたかと思うとぞっとする。でも返品じゃなくて、中古として買い戻すのは考えたことがあった。例えば当店での購入から何日以内なら高めに買い取りますという感じで。でも、システムが難しいし、結局レンタルとあんまり変んねえなねと、話し合いでやめたはずです。

3.0/10

Jacco Gardner – ‘Cabinet of Curiosities’ (Trouble In Mind)

今日みたいな風の強い時は革ジャンにするべきだった。外に出る際の防寒は工夫で少しは変るが、家の中にいて寒い場合、暖房を使っても限界がある。今朝なんて布団に入っていてかなり寒気がするから、風邪をひいたのかと思って、どうしようと思っていたら、日が差し込む時間になってから普通に戻った。朝、5時6時くらいの寒さが尋常じゃない。角部屋で採光抜群だが温度変化が激しすぎる。室内砂漠である。このままでは孤独死してしまうかもしれない。温かくなる気分の音楽でも聴いて落ちつこう。クーラータイプの暖房が嫌いなので、部屋ではハロゲン・ヒーターを使っているが、これは局地的には温まるが、部屋全体を補うものではない。Jacco Gardner の音楽はなんだろう。さっきのクーラータイプじゃないし、ホットカーペットでもない。ガスや石油に近いがもっと色味が欲しい。つまり火が見えるような暖房。暖炉なんて普通はないから、石油でもドラム缶みたいにでかいヤツ。地元の学校ではいつもあれだった。高校時代は、毎朝灯油を貰える量が決まっていて、いざって時に困らぬよう節約してつかっていたな。火を起こすとしてくる灯油の臭いもなんかいい。そして徐々に熱くなってきて、やっと寒さから解放される。そのままストーブの前にいると、だんだんポーッとしてくるんですよね。しばらくその感じに慣れていると、なかなか離れることができなくなる。ずっとストーブを占領していたいけど、他のヤツが割り込んできて幸せな時間も終了。そんな思い出と共に温まるような音楽です。でも、いまもこうやって書いている最中も背筋が凍りつくくらい寒い。こうなったら風呂に入るしかないな。

6.0/10

Maston – ‘Shadows’ (Trouble In Mind)

年の感じだとお孫さんと思われる赤ん坊を乳母車に乗せた女性が前方からやってきた。そして信号も横断歩道もない小さな交差点に差し掛かるとその女性は、目ん玉をひんむきながら「ほ〜ら、みぎよし、ひだりよし、だいじょ〜〜ぶ」と、首を左右に大きくふりながら車が来ないのを確認していた。非難を承知で言いますが、おまえが大丈夫かっておもったさ。どうも母親などが子供をあやしたり、諭したりする時のあの口調が苦手だ。子供にとってあれはいい効果があるの?母親学校とかで教えてんの? 普通にしゃべってはいけないのだろうか。そんなことを思いつつ Maston を聴けば、これまた少々過剰な演出が目立つのでした。インスト曲を挟みながらの60年代を思わせる音楽で構成されているのですが、ノスタルジアを煽るようにイメージ・ソングが合間合間に流れ、サーフサイケ・ポップ風な唄入り曲でまとめられている。オルガン系の音色が全体をセピア色の枯れた感じで包み込み、Frank Maston の歌うメロディは物憂い雰囲気を醸し出している。インスト曲とそうでないものに基本的な違いはないですが、それが入ることによって、ソングライター作というよりは、楽曲に耳が傾く内容。なので、唄もの系と思わせておいて、そうでもないような感じがあります。ただ、全体としてはあまり多くの印象を残せてはいないかな。

5.5/10

Kurt Vile – “Wakin On A Pretty Day”

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=bd0K76H7sU8&w=640&h=360]

やっときました。出ると言われていた Kurt Vile のニュー・アルバムから最初の曲のビデオ “Wakin On A Pretty Day” です。新作アルバムのタイトルでもあるこの曲は、アルバムのオープニング・トラックでもあり、9分に及ぶ長い曲。そして、こちらの映像はジャケット写真が出来上がっていくドキュメンタリー映像です。アルバム Wakin On A Pretty Day は、Matador から 4/8 のリリースです。