My Precious Bunny – “KookieCannibal”

ブライトンのインディーロックバンド、Penelope Islesのリリー・ウォルターによるソロプロジェクト「My Precious Bunny」が、デビューアルバム『A Moment In My Eyes』から新曲『KookieCannibal』を公開しました。本作は、ドリーミーなアコースティックの前作とは対照的に、シンセサイザーの音色が幾層にも重なる浮遊感の強いサウンドが特徴です。ザ・フレーミング・リップスの多幸感と映画『ドライヴ』のサウンドトラックのような哀愁を併せ持った独特の質感は、ウォルター自身が監督を務めたミュージックビデオの世界観とも共鳴しています。

楽曲の制作背景には、2022年の雨の日にアリスター・ケラウェイ(Last Living Cannibal)と行ったセッションが原点にあります。RolandやKorgのシンセサイザーを駆使して生まれたデモをもとに、2024年に歌詞を書き直して完成されました。歌詞にはマン島で共に音楽を奏でていた子供時代の楽観主義が投影されており、兄のジャック・ウォルターも合唱に参加しています。「あの頃のように、奇跡を起こせるかな?」という問いかけは、過去へのノスタルジーと未来への希望を象徴する、アルバムの核心に触れるようなエモーショナルな瞬間を形作っています。


Penelope Isles の Lily Wolter がソロ始動!My Precious Bunny 名義のデビュー作『A Moment In My Eyes』で見せる、美しくも痛切な表現の深化

ドリーム・ポップ・デュオ Penelope Isles のヴォーカリストとして知られる Lily Wolter が、ソロ・プロジェクト My Precious Bunny を始動。デビューアルバム『A Moment In My Eyes』のリリースを発表しました。兄の Jack Wolter と共にバンドを結成してから約10年、彼女にとって初のソロ活動となります。この発表に合わせ、アルバムの幕開けを飾るリードシングル「I Go Up, You Go Down」が公開されました。

新曲「I Go Up, You Go Down」は、パンデミックのロックダウン中に実家で書かれた、非常にパーソナルな楽曲です。Lily Wolter は当時、長年連れ添ったパートナーとの別れを経験。ニュースで世界の崩壊を眺めながら、「かつては互いの世界のすべてだった二人が、ある日突然、街で避け合う他人になってしまう」という失恋の残酷な現実を鋭く観察し、リリックへと昇華させました。

サウンド面では、Lanterns On The Lake の Paul Gregory がプロデュースを担当。彼の手によって楽曲に繊細なダイナミズムが吹き込まれ、Lily Wolter 自身が「お尻にロケットを突き刺したよう」と表現するほどの力強いエネルギーを持つ作品に仕上がりました。失恋の痛みという普遍的なテーマを、静寂と爆発が同居するドラマチックな構成で描き出しています。