Fleur Bleu·e(フルール・ブルーユ)は、今春、シカゴの Sunday Records よりセカンドアルバム『Question Marked Upon The World』をリリースします。パリからアメリカ・ペンシルベニア州の田舎町へ移住した実体験から生じる「部外者」としての疎外感や不安定さをテーマにした本作は、従来のドリーム・ポップに 90年代オルタナやポストパンクを融合させた、より大胆で生々しい響きを湛えています。音楽院出身の Delphine と、My Bloody Valentine や Johnny Marr に傾倒する Vlad によるセルフ・プロデュース・ユニットとして、繊細な脆さの中に、これまでになかった「怒り」という新たな強さを見出しています。
本日 Glide にて先行公開されたリードシングル「Surrender」は、深い家族愛の喪失と癒やしのプロセスを、60年代ガールグループ・ポップの影響を受けたキャッチーな旋律と、幽霊のようなドリーム・ポップの質感で描き出しています。タイトルの「降伏(Surrender)」には、相手に心を開くことと、愛の敗北を受け入れ執着を手放すことの二重の意味が込められており、楽曲は解決のないまま唐突な結末を迎えます。ペンシルベニアの郊外で自ら監督・撮影したミュージックビデオは、David Lynch の映画を彷彿とさせる空虚で時間が止まったようなアメリカの風景を映し出し、楽曲が持つ孤独感をより鮮明に浮き彫りにしています。
