Shudder To Think – “Who Sent You?”

Washington, DC出身のアート・パンク・バンド、Shudder To Thinkがリリースする新作EP『Who Sent You?』の表題曲は、彼らの初期作品を手掛けたインディー・レーベルDischord Recordsからのリリースとなります。1994年に「Epic」へ移籍(同じくDischordからメジャーへ渡ったJawboxと共に当時の大きな話題となりました)したものの一度は解散。しかし2025年の再結成ツアーや27年ぶりとなった前年のシングル「Thirst Walk / Playback」に続く形で古巣へと復帰を果たしました。今作のタイトル曲は、彼らの真骨頂とも言える不協和音を交えた独特のサウンドを見事に蘇らせた楽曲に仕上がっています。

フロントマンのCraig Wedrenによると、この楽曲は彼がワシントンへ移住する前、10代を過ごした1980年代のクリーブランドでの記憶がモチーフになっています。若さゆえの退屈や情熱といった強い感情を時間のプリズムを通して描いたコラージュであり、過去の自分に向けたメッセージでもあります。暗闇の中で道を照らしてくれた少女たち、家族、友人、音楽、そして目に見えない存在(天使も悪魔も含む)へ向けた夜の感謝状であり、ノスタルジックかつエモーショナルな一曲です。


Black Eyes、21年の沈黙を破り新作『Hostile Design』を発表 – Ian MacKayeプロデュースのもと、不協和音のカオスは健在

ポストハードコア/アートパンクのベテラン、Black Eyesが、21年ぶりとなるニューアルバム『Hostile Design』を10月10日にDischordからリリースすることを発表しました。バンドは2023年に約20年ぶりのライブを行い、音源の再発やアーカイヴ作品も公開していましたが、今回ついに新曲を届けます。

アルバムは2023年8月から2024年11月にかけての15ヶ月間にわたり制作されました。レコーディングはTonal Parkスタジオで3日間かけて行われ、前作に引き続きIan MacKayeがプロデューサーを、Don Godwinがエンジニアを務めています。楽器編成は、前作『Cough』と同じくドラム2台、ベース、ギター、サックスというラインナップに戻りつつ、新たな要素も加わっています。ライブで定着しているマルチチャンネル・ダビングや、エレクトロニック・ドラムのトリガーとサンプル、さらには時折登場するバスクラリネットのパートが取り入れられています。

現在、先行シングル「Pestilence」が公開されています。この曲を聴く限り、20年というブランクは彼らの不協和音的なカオスをまったく衰えさせていないようです。