深淵へと飛び込む魔術的狂気――MitochondrionやAurochの血脈を継ぐ異端児たちが、漆黒のデスマタルで描く「音の荒野」への招待状

カナダの異端児 Egregore が、前作以上に広大で荒々しい音の荒野を切り拓くセカンドアルバム『It Echoes In The Wild』を携えて帰還しました。Mitochondrion、Reversed、Ruinous Power、そして元 Auroch のメンバーらが集結した本作は、初期のオカルト的なブラック・デスマタルの狂気を継承しつつ、原始的な暴力性と大気的な広がりを同等に内包。音楽という手段を用いて、悪魔的で無秩序な未踏の地へと足を踏み入れています。

本作は、単なる地理的な野生の描写に留まらず、完全な狂気の淵にある心理的・秘教的な奥地へと深く分け入ります。森や沼、洞窟や崖から響く闇の祈祷や秘密の言葉が、聴く者を呪いへと誘惑し、その背後では正体不明の冷笑的な脅威が常に脈動しています。自然界の解き放たれた力と内なる隠された残響を映し出すこのアルバムは、バンドの持つ神秘的な狂気と魔術的な歪みを深淵の瀬戸際へと運び、そこから一気にダイブするような衝撃を与えます。

制作陣には、エンジニアの Mariessa McLeod をはじめ、ミックスとマスタリングに Arthur Rizk(Blood Incantation、Dream Unending、Tomb Mold)を起用。Luciana Lupe によるカバーアートや Karmazid によるロゴが、その禍々しい世界観を補完しています。Nocturnus や Morbid Angel、Samael といった重鎮から現代の Superstition まで、暗黒音楽を愛する者たちにとって、まさに高次なる召命に仕えるための法なき魂の領域となる一作です。

アイルランドのCOSCRADH、暗黒の古代史を抉る新作を発表。3000年前の死者の道を蘇らせる、ドルイドの魔術と血塗られた暴力の記憶。野蛮な凶暴性と壮大な神秘主義が融合したブラック・デス・メタルの極致。

アイルランドのブラック・デス・メタル・バンド COSCRADH が、セカンドアルバム『Carving The Causeway To The Otherworld』をリリースする。本作は、ドルイドの冷徹な眼差しのもと、古代の部族が死後の世界へと築いた3000年前の木道を、恐るべき魔術と暴力の記憶とともに呼び覚ます。ダブリンの Sun Studios 等で録音された本作は、古代ゲール戦士の怒りと、土地や墓に刻まれた霊的エネルギーを封じ込めた暗黒の芸術である。

サウンド面では、地平線を切り裂く流星のようなギターリフと、死せる大地を駆ける蹄の如き猛烈なドラミングが火花を散らす。天文学者にして預言者であったドルイドの視点を通じ、軍神マルスの赤い光に捧げる生贄の儀式を表現。Teitanblood や Mayhem に通じる野蛮な凶暴性を持ちながら、失われし言語の復活や儀式的な攻撃性が混ざり合う、破滅的で壮麗な「宇宙的な処刑」を聴き手に突きつける。

先行シングル「Caesar’s Revelation」において、彼らは「ローマの礼節など知らぬ、我らこそがヒベルニア(アイルランドの古称)の王だ」と宣言し、文明への拒絶を露わにしている。ゲストに Micha? “The Fall” St?pie? を迎えたアンビエントな質感や、Khaos Diktator Design による不吉なアートワークがその世界観を補完。夜空を不吉な予兆が蠢く城壁へと変え、いにしえの荒ぶる精霊たちを現代へと召喚している。