ナント発 Swirls、3月発売の新作『Surge』より「Neverland」を公開。スラッカー・パンクの気だるさと成長の衝動が交錯する意欲作

ナント発 Swirls、3月発売の新作『Surge』より「Neverland」を公開。スラッカー・パンクの気だるさと成長の衝動が交錯する意欲作

フランス・ナントを拠点に活動するスラッカー・パンク4人組 Swirls が、2026年3月6日にリリースされるニューアルバム『Surge』から、新曲「Neverland」のミュージックビデオを公開しました。本作は Howlin Banana と À Tant Rêver du Roi からのリリースとなります。前作『Top of the Line』(2024年)の無邪気さと、成長への衝動の狭間で揺れる感情を描いたこの曲は、アルバム制作過程で最初に生まれた重要な一曲です。

サウンド面では、ルーズなアルペジオギターが人生の危うさを描き、ブリッジでのベースソロや落ち着きのないドラム、そして消え入りそうなボーカルが、アイデンティティの混乱や「大人になることへの拒絶」を見事に表現しています。ビデオもまた、ストーリーを語るのではなく、時間を止めたような親密な空気感を提示。オーストラリアのパンクシーンや Parquet Courts に通じるラフな美学を継承しつつ、より鋭く、自覚的な進化を遂げた彼らの現在地を映し出しています。

2022年の結成以来、「スタイルを持って、努力しすぎずに騒音を鳴らす」ことを信条としてきた彼らですが、新作『Surge』ではその即興性を失うことなく、より研ぎ澄まされたエレクトリックな響きを追求しています。性急なインパクトよりも、余韻や感覚を重視した「Neverland」は、リスナーを静かに没入させる「心の状態」そのもの。スラッカー・パンクの気だるさと、ガレージ・ロックの熱量が同居する、2026年注目のインディー・アンセムと言えるでしょう。