Zs – “Corps”

“Corps”は、Zsの新作フル・アルバム ‘XE’ からの先行曲です。こちらの曲は、12分以上ある瞑想的な曲で、Liturgyの復活作が待たれるGreg Foxの複雑だけど一定感のあるドラムと、Sam Hillmerによるサックス、そしてPatrick Higginsによるギターやエレクトロニクスで構成される、今までのZsのなかでもミニマル感が強い作品となっています。メンバーが変ると同時に、常に変化をしてきた彼等なので今回の作品も気になりますね。アルバムは、Northern Spyから1/27にリリースです。

Sapat – “Rock Face”

ルイヴィルを拠点にするフリーク・ロック集団、Sapatが久々に新作をリリーすします。Siltbreezeからリリースされたデビュー・アルバム’Mortise And Tenon’が、2007年のリリースだったんで、約7年ぶりになります。人数が多い系のフリーフォームな人達特有の煙たさやイナタさに溢れる音楽性で、No Neck Blues BandやJackie-O MotherfuckerとかをDIYでローファイなロック寄りにしたような感じ。’A Posthuman Guide to the Advent Calendar Origins of the Peep Show’と題された新作アルバムは、Sophomore Lounge Recordsからもう間もなくリリースになります。

Brian Chippendale and Greg Saunier – ‘LP’

超強力なコラボが実現!! Greg Saunier (Deerhoof)とBrian Chippendale (Lightning Bolt, Black Pus)とう、超絶ドラマー2人によるコラボレート・アルバムがリリースされます!本作は、昨年6月に閉鎖したブルックリンのライヴ・ハウス Death By Audioで行われたものを収録したもの。リリースにあたってのドキュメンタリー映像がアップされております。アルバムは12/15にFamous Classから限定500枚でリリースされるようです!!

MEDS – “I Dont Wanna Go To School”

ファンク・アヴァン・ロック・バンド、Guerilla Tossのメンバー、Shawnie BrandoとBugs and Ratsのメンバーによるアヴァン・フォークMEDSのEPからの曲です。

Tomaga – “Malintesi”

ロンドンを拠点にするアヴァン・サイケ、男女デュオ、Tomagaがアルバムをリリースします。女性のValentina Magalettiが、ドラムやパーカッションそしてヴォイスを担当し、男性のTom Relleenがエレクトロニクスを操り、メロ・リズム領域やノイズを発するという構成。”Malintesi”は、11/12にHands in the Darkからリリースされるアルバム’Futura Grotesk’からの先行ストリームです。

Burial Hex – “Fibal Love”

インダストリアル・ドゥーム・フォーク、Clay RubyによるBurial Hexがリリースする新作アルバムからの音源”Fibal Love”のストリームです。コレまで色んなアングラなレーベルからリリースを重ねて来ましたが、今回もコアなレーベル、Handmade Birdsからリリースです。新作アルバム’The Hierophant’は、11/18にリリース。

Scott Walker + Sunn O))) – Soused (4AD)

今週の巻頭はアゴ漫画だ。連載1300回って凄い。朝、コーヒー豆が切れてしまったから、まあいいかと思ってコンビニ・ドリップを買いに行くついでにウィークリーマンガも欲しい思い出かける。ついでと言ったがコーヒーとマンガ、どっちが重要かと言うと非常に難しいところ。ただし、最寄コンにはコーヒー・サービスはやってなかったことを来店してから気づき、マンガがメインの目的になってしまった。そして表紙を見れば、アゴの料理オヤジ。今週も例のごとく内容なんか無い。それこそが1300回を築ける最大の根拠。 それとは対極にあるのがコレで一回だけの事実で勝負。異色と言えばそれまでですが、やっぱ中味がどうなのかが大切。最初に思った感想としては結構意外。どっちかに歩み寄る必要はあるとは思うが、思い切ってる。Sunn O)))って頑な人達だと思っていたのに、こんなことも出来るのか。歌う変態オジさんの世界観を損なわず、かつ自分たちの普段通りでもない音で仕上げてきた。この歌うオジさんのソロ新作です、って言われても気付かないかもしれないし、このアーティスト名の表記には少しばかり偽りがあるかも。つまり、Sunn O)))がプロデュースしたオジさんのソロ作な印象です。それにしても、明太子鍋はやってみたい。

Buck Gooter – “No One Owns The Sky”

たぶんバージニア州、クリスチャンズバーグを拠点にするTerry TurtleとBrat BrainsによるデュオBuck Gooterが間もなくリリースする新作アルバムからのビデオ音源です。インダストリアルなミニマル・ギターとシンセ、パーカション&ドラム、そしてハードコア・ヴォーカルによるインダストリアル・ロック。彼等の新作アルバム’The Spider’s Eyes’は、Feeding Tube RecordsSophomore Lounge Recordsからリリースされます。

Horse Lords – “Outer East”

ボルチモアを拠点にする実験系バンド、Horse Lordsの新作アルバムからの曲”Outer East”のストリームです。サックスとミニマルなクラウトロック、パーカッションを交えた曲です。以前はEhse Recordsからリリースしてましたが、新作アルバム’Hidden Cities’は、NNA Tapesから11/4にリリース。


assocbutt_gr_buy._V371070192_

Death Blues – Ensemble (Rhythmplex)

抜歯の後の抜糸。そういえば人生で縫ったことなんて初めてだったから、痛いのかなあ、やっぱり麻酔するのかなあと不安でいたが、ハサミでパチッっとやったと思ったら既に終ってた。思ったほかすぐに終ったから、帰りがけに久々にいつもの定食屋に行ってきた。今日の献立は焼豚ってことで、そういや縫っていたところも焼豚みたいになってるなあと思い、豚の気持ちになって頂きました。ちょっと遅かったせいか、チョイスできる副菜の種類が少なくで残念でしたが、やっぱり良いお店。 ちょっと前に出ていた作品からすぐに新しいのが出たわけですが、それとは全然違ってこちらの音楽はいろんな副菜が揃ってる。タイトルが示すように楽団仕立てな作品で、Jon Mueller以外に数名のオーケストラ担当が参加し、本人もドラムの他にギターを演奏してるよう。Sigeからの作品は辛辣なミニマリズムを演じていたの対し、こちらは人生哀歌、それも下世話なくらいドラマ仕立て。偶然もここまで重なるか?って思える黄昏流星群さながらな世界ですが、音の節々から伝わる血なまぐささはSige作同様に痛々しい。いやいやこれまた恐れ入りました。