ARTIST : OOIOO / Lightning Bolt
TITLE : THE HORIZON SPIRALS / THE HORIZON VIRAL
LABEL : Thrill Jockey Records
RELEASE : 4/24/2026
GENRE : noiserock, noise
LOCATION : Japan/Providence, Rhode Island
TRACKLISTING :
1. OOIOO – THE HORIZON
2. OOIOO – Gamel BE SURE TO SPIRAL
3. Lightning Bolt – WAVERS
4. Lightning Bolt – CLOUD CORE
5. Lightning Bolt – THE RUNNERS 2
6. Lightning Bolt – WOW 13
7. Lightning Bolt – HEADLESS HORSEFOLK
OOIOO と Lightning Bolt は、共に唯一無二の音楽性を持ち、その創作者たちが与えてきた影響は計り知れないほど大きいバンドです。OOIOO の創設者でありリーダーの YoshimiO は、UFO or Die から BOREDOMS、SAICOBAB など、40年にわたりロックと即興音楽の境界線上で妥協なき芸術を牽引してきました。OOIOO は、彼女のアクロバティックな歌声、エレクトロニクス、トランペット、そしてガムランを駆使し、フリーフォームな実験性と中毒性のあるロックの鼓動を融合させ、あらゆる境界を打ち破る中心的な表現の場となっています。一方、Lightning Bolt の Brian Chippendale と Brian Gibson は、熱狂的な打楽器の渦、巨大なファズ、そして眩暈を覚えるようなメロディを、圧倒的なパノラマへと変貌させる能力において比類なき存在であり続けています。スプリット盤『THE HORIZON SPIRALS / THE HORIZON VIRAL』は、これら2つのアンサンブルに通底する精神、すなわち歓喜に満ちた放縦さと貨物列車のような推進力を、刺激的なディテールと共に捉えています。
OOIOO の楽曲で構成された『THE HORIZON SPIRALS』には、ガムランを取り入れた壮大な「THE HORIZON」と「Gamel BE SURE TO SPIRAL」が収録されており、彼らの音楽の無限の広がりを示しています。YoshimiO は、2014年のアルバム『Gamel』と今作との大きな違いは使用されている素材にあると説明します。「当時はバリ島でも青銅のガムランが主流で、『Gamel』でも青銅を使っていました。今回の『THE HORIZON SPIRALS』のガムランは鉄です。黒く塗られた鉄。今回、Koheysai の鉄の音(アイアン・ガムラン)を取り入れたことで、OOIOO の楽曲がより軽やかに上昇(スパイラル)していくのが見えました。鉄のガムランが OOIOO のきらめく要素に浸透し、その音を新しい波(ニューウェイヴ)のサウンドとして可聴域に定着させてくれたのです。また、Mishina のシンバルとも非常によく馴染んでいます」冒頭の「THE HORIZON」は、Sun Ra Arkestra の『Horizon』から着想を得ており、揺らぎからシンコペーションの効いたグルーヴへと爆発し、YoshimiO のトランペットに導かれたアップテンポな催眠状態へと広がっていきます。「Gamel BE SURE TO SPIRAL」は、OOIOO のクラシック曲「Be Sure To Loop」をガムランの視点から再構築したもので、反復と微細な変化が持つ力を強調しています。「私たち人間は誰もが繰り返す性質を持っていますが、繰り返すごとに、より調律されていくのです」と YoshimiO は言います。「私たちは同じ場所で繰り返しているのではありません。その繰り返しは螺旋状(スパイラル)に上昇し、二度と同じ場所に着地することはない。その道に停滞はないのだと気づくのです」
Lightning Bolt による『THE HORIZON VIRAL』は、彼らの即興演奏の無限性を想起させ、より洗練されたホームレコーディング技術によってそれを凝縮しています。近年の作品は Seth Manchester(今作のマスタリングも担当)と共にスタジオで制作されてきましたが、『THE HORIZON VIRAL』では定評のあるホームレコーディングの火を再び灯し、彼らのホームグラウンドでフィルタリングされていないデュオの姿を捉えています。そこには、ベーシストの Brian Gibson が高い評価を得たゲーム『Thrasher』や『Thumper』の作曲・録音で得た経験も活かされています。彼らのサイドを構成する5つの楽曲は一つの組曲として構成されており、一気に演奏されることを意図しています。「WAVERS」や「CLOUD CORE」といった楽章は、デュオのエネルギーがいかに衰え知らずであるかを見せつけます。全編を通して、時代を超越したリフを魔法のように生み出す Gibson の能力と、楽器同士が不可分に絡み合うまでそれらを加速させるドラマー Brian Chippendale の能力が、強力に発揮されています。Chippendale は自分たちの側のアプローチについてこう説明します。「OOIOO が『THE HORIZON SPIRAL』でトーンを決定づけましたが、私たちは必ずしもスパイラルというテーマを追ったわけではありません。スパイラル(螺旋)というよりはバイラル(拡散)に近い。どちらも人を深い穴(ラビットホール)に突き落とすものですが、私たちは間違いなくその深い穴が大好きなんです。楽曲のタイトルを通じて概念的な深みを持たせることができました。その多くは私たちが知っている、あるいは尊敬している人々の作品へのリファレンスです。例えば Clown Core、YoshimiO のバンド BOREDOMS、あるいは長年の友人バンドである Deerhoof などです」
OOIOO と Lightning Bolt の組み合わせは、数十年にわたる彼らの絆の自然な延長線上にあります。独自のビジョンが重なり合うことで引き寄せられ、生涯を通じて互いに刺激し合い、支え合ってきた彼らによる『THE HORIZON SPIRALS / THE HORIZON VIRAL』は、不屈の創造性を祝福するものです。純粋で抑制のない、魅惑的な芸術を作り上げるという終わりのない追求の中で、OOIOO と Lightning Bolt は、驚くほどパワフルで活力を与える音楽を作り続けています。


