Moonrisersのニューアルバム『Harsh & Exciting』が5月30日にリリースされます。このアルバムは、ギタリストのLibby DeCampとドラマーのAdam Schreiberによるデュオのデビュー作であり、過去の音楽スタイルに深く根ざしながらも、現代的な感性で解釈されたインストゥルメンタルアルバムです。
アルバムは、1930年代のパーラーギターや100年前のドラムキットといった歴史的な楽器を使用し、19世紀後半の詩人や20世紀初頭の博物学者の作品からインスピレーションを得ています。録音は、ナッシュビルにあるカントリーミュージックよりも古い歴史を持つ家で行われ、その空間の雰囲気もアルバムに反映されています。
『Harsh & Exciting』は、フォーク、ブルース、ジャズ、ゴスペル、カウボーイソングといった多様な音楽スタイルを融合させ、独自のサウンドスケープを創り出しています。アルバム全体を通して、自然や風景を思わせるような空間的な広がりがあり、リスナーは想像力を掻き立てられます。
特に、Dan Auerbach(The Black Keys)が彼らの演奏に魅了され、アルバムの制作を支援したことが、この作品の大きな特徴です。Auerbachは、彼らの音楽が持つ時代を超越した質を捉え、1908年築の歴史的な家「Honky Chateau」での録音を提案しました。その結果、アルバムは、まるで過去の録音であるかのような、独特の雰囲気を持つ作品に仕上がりました。
アルバムには、Tim O’BrienやChris Scruggsといったブルーグラスのミュージシャンも参加し、マンドリン、ペダルスチール、バンジョーの演奏を加えています。これらの楽器が、アルバムに温かみと深みを与えています。
『Harsh & Exciting』は、単なるインストゥルメンタルアルバムではなく、物語性を持つ作品です。アルバムは、出発と到着を繰り返す旅路を表現しており、それぞれの楽曲がその旅の風景を描き出しています。Moonrisersは、このアルバムを通して、リスナーに自由な想像と感情の旅を体験してもらいたいと考えています。
