Katarina Barruk & Bicep – Dárbbuo

エレクトロニック・デュオBicepと、サーミ(Sámi)のアーティストKatarina Barrukがコラボレーションした楽曲「Dárbbuo」は、北極で進行中の気候変動の危機を伝えることを目的としたプロジェクトから生まれました。

BicepのメンバーであるAndrew Fergusonは、非営利団体「EarthSonic」の招待でグリーンランドを訪れ、現地でのフィールドレコーディングや、サーミの人々の生活に直接触れる体験をしました。ビデオは、この旅で撮影された映像を中心に構成されており、氷河が溶ける音、犬ぞりのチェーンの音、港の音など、現地の音をサンプリングして楽曲が制作されました。

このミュージックビデオは、単なる音楽のプロモーションにとどまらず、気候変動が北極圏の先住民に与える影響を視覚的に訴えかけるドキュメンタリーのような作品です。Bicepは当初、氷河の上でパフォーマンスを行うという案も検討しましたが、それでは直接的すぎると判断し、より深く現地の物語を伝える手法を選びました。

「Dárbbuo」という言葉は、サーミ語で「必要」を意味します。この楽曲とビデオは、気候変動という差し迫った問題に対する「必要性」を世界に訴えかけ、その危機を北極に住む人々の視点から捉え、伝えようとする強いメッセージが込められています。

Posted on 08/02/2025