結成20年目の進化と回帰──Admiral Fallowが描く、熟練のバンドだからこそ生み出せる内省的な傑作

結成20年目の進化と回帰──Admiral Fallowが描く、熟練のバンドだからこそ生み出せる内省的な傑作

スコットランドのインディーバンド、Admiral Fallowが、ニューアルバム『First Of The Birds』をChemikal Undergroundからリリースすることを発表し、先行シングル「The Shortest Night」を公開しました。このシングルは、6月19日にリリースされた「Avalanche」に続く、アルバムからの2ndシングルです。

結成20年目を迎える彼らは、これまでのスタジオワークとは異なり、メンバー5人での練習時間を減らし、自宅でのアコースティックなリハーサルを重ねました。この新しいアプローチにより、アルバムは、飾り気のない始まりを保ちつつも、温かくオーガニックな感性を持つ、説得力のあるサウンドに仕上がっています。メンバーのSarah Hayesは、この変化を「長年の活動で培われた信頼があるからこそできる、グループとしての自信」だと語っています。

アルバムのテーマは、ボーカルのLouis Abbottが経験した人生の大きな変化(2人の子どもの誕生と引っ越し)に深く根ざしています。先行シングル「Avalanche」は娘の誕生の物語を歌い、穏やかな光の中から一気にバンドの演奏が加わるダイナミックな展開が特徴です。「The Shortest Night」は、コロナ禍に書かれた楽曲であり、個人的な感情とThe Flaming LipsやBruce Springsteenから影響を受けたサウンドが融合した、心温まる作品です。これらの楽曲は、個人的な経験を普遍的な共感を呼ぶ物語へと昇華させています。