Chris Rosenau & Nick Sanbornが新作『Two』を発売。先行曲「Walrus」解禁、20年来の親友が贈る「言葉なき対話」の深化。

Chris Rosenau (Collections Of Colonies Of Bees, Pele) とNick Sanborn(Sylvan Esso)の二人は、2026年3月20日にPsychic Hotlineからリリースされるニューアルバム『Two』より、第1弾シングル「Walrus」を発表しました。二人のコラボレーションは、2017年にノースカロライナ州のホームスタジオで録音された2019年の佳作『Bluebird』から始まりました。前作が偶然の産物であったのに対し、本作はパンデミックや多忙な活動期間を経て、4年ぶりにダーラム近郊の森にあるスタジオ「ベティーズ」で再会したことから形作られました。

今回の制作において、二人はあえて「準備をしないこと」を準備としました。Rosenauは未知のギターチューニングを採用し、Sanbornは使い慣れたライブ用機材をあえて解体・再構築することで、身体に染み付いた記憶(マッスル・メモリー)を排除し、リアルタイムの対話に集中しました。制作順に収録された6つの楽曲は、初日に生まれた「Ghost Sub」から最終日に空港へ向かう直前に完成した「Two」まで、二人の迷いのない音楽的交流を鮮明に記録しています。

アルバムの核となるのは、二日酔いの朝にピアノ一本で録音された楽曲「Kay」です。電子楽器を脇に置いて生まれたそのサウンドは、眠りから覚め、光に心を揺さぶられる瞬間のような美しさを湛えています。前作で見せたわずかな不安は消え去り、互いへの信頼に基づいた「完璧な瞬間」を見つけ出した喜びが全編に溢れています。20年来の友人が、言葉を介さずとも深い共鳴を繰り広げる『Two』は、純粋な創作の喜びを体現した作品となっています。