スウェーデン・ヨーテボリ出身の4人組、Rome is not a townの新曲「you found sense」は、誰の真似でもない強烈な個性を放ちつつも、聴き手に心地よい違和感と魅惑的な不協和音を残す楽曲です。特筆すべきは、Karin Dreijerを彷彿とさせるスペクトル(亡霊)のようなボーカルの質感で、それが歌詞と相まって不安感や所在のなさを際立たせています。
アレンジの面ではポストパンクに分類されますが、そのムードやエネルギーは既存のインディーやロックの枠には収まりきりません。定義は困難ですが、一度聴けばその渦中に引き込まれ、何度もリピートしたくなる不思議な引力を持っています。ポストパンク好きはもちろん、ダークウェーブやゴシックロックのファンをも虜にする、言語化できない「気配」に満ちた一曲です。
