日本のポストロック界の巨星 MONO が、ニューアルバム『Snowdrop』を6月12日に Temporary Residence からリリースすることを発表しました。本作は、長年の盟友でありプロデューサーであった Steve Albini の急逝後、初めて制作されたスタジオアルバムです。先行シングル「Winter Daphne」は、沈丁花の持つ「栄光」「永遠」という花言葉を象徴するように、最期の瞬間に溢れ出した生の輝きと、静かな祈り、そして光へと昇華していく魂を描き出しています。
Steve Albini という大きな柱を失った深い悲しみと不確実性の中、バンドは新たなパートナーとして Brad Wood を迎えました。彼が選ばれたのは、MONO の制作プロセスを熟知していただけでなく、Albini と数十年来の親友であったことが大きな理由です。録音は、MONO の歴史が刻まれてきたシカゴの聖地 Electrical Audio にて2025年9月に行われ、10人編成のオーケストラと8人編成の合唱団を招聘した全8曲の壮大な物語が紡がれました。
本作は、単なる喪失の記録ではなく、かけがえのない友人への深い感謝と、生への賛辞に満ちています。絶望の淵で立ち止まるのではなく、衝撃を希望へ、悲しみを驚嘆へと変えていくそのサウンドは、親密さと包容力を併せ持ち、25周年を迎えたバンドの新たな決意を象徴しています。神聖な空間で記録された音像は、これまでの作品以上に重厚な響きを湛え、未知なる未来へと向かう MONO の更なる進化を告げる一作となっています。
