「10年続いた関係の終わり、そして30歳という転換点」—— NYの才媛sadie、人生の荒波の中でアコースティックな響きに立ち返り完成させた渾身のデビュー作『Better Angels』

「10年続いた関係の終わり、そして30歳という転換点」—— NYの才媛sadie、人生の荒波の中でアコースティックな響きに立ち返り完成させた渾身のデビュー作『Better Angels』

ニューヨークを拠点に活動するソングライター兼プロデューサー、sadie(サディ)が、デビューアルバム『Better Angels』のリリースを発表し、新曲「Wash」を公開しました。本作は、sadie自身が全面プロデュースを手がけ、Al Carsonがミックスを担当。実験的なポップの視点を通して、10年間に及んだパートナーとの関係の終焉を記録した、極めてパーソナルな作品に仕上がっています。

先行シングル「Wash」は、日常生活のルーティンや安定によって、感覚が麻痺し、人生の鋭いエッジが失われてしまったという「停滞感」から生まれた楽曲です。この曲について彼女は、あまりに穏やかで確実な日々の中で、自分の感性が鈍りつつあった時期の感情を反映させたと説明しています。ミュージックビデオはFiona Kaneが監督を務め、楽曲の持つ静かな焦燥感を視覚的に表現しています。

アルバム制作の背景には、30歳という節目と長年の関係の解消という、人生の大きな転換期がありました。その過程で彼女は、大学時代以来となるアコースティック楽器の録音に立ち返り、また高校の女子サッカーチームのコーチを務めることで「時間の経過」を鋭く意識するようになったといいます。本作には、最愛のパートナーを失った深い喪失感と、自分がいかに生きていくべきかという葛藤のすべてが刻まれています。