元OughtのTim Darcy率いるColaが、今春リリース予定のニューアルバム『C.O.L.A.(Cost Of Living Adjustment)』から新曲「Conflagration Mindset」を公開しました。この楽曲は、昨年ロサンゼルスの山火事で自宅を焼失したDarcyの実体験が色濃く反映された、荒涼としたポストパンク・ナンバーです。冬の寒さを思わせる冷ややかなシンセとドラムマシンの探求から始まった本作は、スタジオで生楽器と電子音を巧みにブレンドすることで、日常が混沌に投げ出された際の麻痺した精神状態を見事に音像化しています。
歌詞において「大火災の心理状態(Conflagration Mindset)」というフレーズは、単なる火災の記録を超え、あらゆる「喪失」の本質を突く出発点となっています。ホテルで冷えたビールを飲み、虚脱感の中で機械的に車に給油するような、あまりに過酷な状況下での空虚な日常が描かれています。Darcyは、この災難を通じてコミュニティの人々と分かち合った物語から、火災がいかに人生を根底から作り変えてしまうかを学んだと語っており、個人的な悲劇を普遍的な喪失と再生の物語へと昇華させています。
