ARTIST : Kolb
TITLE : Power of Thought EP
LABEL : Ramp Local
RELEASE : 8/11/2023
GENRE : indierock, indiepop
LOCATION : New York, New York
TRACKLISTING :
1.The Key
2.You’ve Got the Future (In the Palm of Your Hand)
3.Power of Thought
4.Mighty Fine
5.Dark and Light
6.On the Regular
ブルックリンを拠点とする多作な作曲家であり、ソングライターであるMichael Kolbは、高い評価を得たLP ‘Tyrannical Vibes’ のリリースからわずか1年後に、自身の名字を使った新たなプロジェクト ‘Power of Thought’ を発表した。’Tyrannical Vibes’ が重厚なオーケストレーションの労作であるのに対し、’Power of Thought’ は、友人たちと緊密に協力し、巧みなソングライティングとグルーヴィーなアレンジがクリエイティブな力を発揮することを証明する、自発性のエクササイズである。コルブのプロジェクトは繊細さでは知られていないが’Power of Thought’ には特にエキサイティングな最大主義がある。コルブとバンド・メンバーとのライブ・レコーディング・プロセスにより、6曲にわたってキーボード、クラリネット、ヴォーカル、パーカッションなどの間で空想的で自由な交流が生まれたからだ。
‘Power of Thought’ は、Paco Cathcart (The Cradle)の自宅で生バンドとリール・トゥ・リールで録音され、コルブがMilton NascimentoやSteely Danに影響を受けながら、技巧と気まぐれのバランスを保っている。 ‘Power of Thought’ を書いているとき、コルブは疑心暗鬼に苦しみ、国家による抑圧体制が彼を取り巻く筋肉を柔軟にする中で、権力を行使する自分自身の能力に疑問を抱いていた。”You’ve Got The Future (In The Palm Of Your Hand)” や “Dark and Light” のようなトラックで、Kolbは自分の力を歌い上げる。”The Key” や “On the Regular” のようなインストゥルメンタル・トラックは、Hillai Govreenのジャズ・クラリネット・スタイルをフィーチャーしており、即座の意味を回避しているが、日常生活の間歇的な体験から意味を生み出す機会を提供している。
何年もの間、Kolbはマイケルのソロ・プロジェクトであり、さまざまなプロセスや厳密さを駆使して自分が何を生み出せるかを試してきた。しかし、’Tyrannical Vibes’ を皮切りに、Kolbはマイケルが志を同じくする変わり者たちとのコラボレーションで成功を収めるバンドへと成長した。’Power of Thought’ は、拒絶に抵抗する小人の力を称える一方で、このプロジェクトは個人を称えるというよりも、やる気のある作り手たちが超越的な何かを求めて集まれば何が可能になるかという共同体を称えるものである。’Power of Thought’ は一人の男の考えというだけでなく、Kolb傘下に住まいを構えた共同制作者たちの信頼、好奇心、思いやりの結果なのだ。