ARTIST : Guided By Voices
TITLE : Thick Rich and Delicious
LABEL : GBV Inc
RELEASE : 10/31/2025
GENRE : indierock, rock
LOCATION : Dayton, Ohio
TRACKLISTING :
1. Babies and Gentlemen
2. (You Can’t Go Back To) Oxford Talawanda
3. Phantasmagoric Upstarts
4. Lucy’s World
5. Our Man Syracuse
6. Mother John
7. Dance of the Picnic Ants
8. Xeno Urban
9. A Tribute To Beatle Bob
10. Replay
11. Siren
12. The Lighthouse Resurrection
13. A Glum Swoboda
14. Ozark Ivanho
15. Captain Kangaroo Won the War
Guided By Voicesのリーダー、Robert Pollardは、2,671曲以上の楽曲を登録している「フックの学生」であり、その研究成果であるブリティッシュ・インヴェイジョンに影響を受けたキャッチーなオルタナティブ/インディー・ロック/パワー・ポップの楽曲で知られています。バンドの42作目となるアルバム『Thick Rich and Delicious』は、Pollardが目指したGBVのライブ・ショー(常にラウドで騒々しい)の雰囲気を捉えることに成功しています。ギタリストのDoug Gillard、Bobby Bare Jr.、ベーシストのMark Shue、ドラマーのKevin Marchという最も安定した現行ラインナップと共に制作された本作は、Gillardの明るく力強いリードギターが定義するパワー・ポップ・サウンドが全編にわたって展開されています。
本作では、GBVのアルバムにありがちな途中でテンポを変えるような実験的な曲や中途半端なアコースティック曲は影を潜め、アンプを効かせたムードで一貫しています。1分強の短い曲(例:「Dance of the Picnic Arms」や「Ozark Ivanho」)でさえ、アルバムのハイな気分を高めています。ハイライトには、弾むようなシングル「(You Can’t Go Back to) Oxford Talawanda」や、The Whoのような疾走感のある「Replay」などがあります。アルバムのクライマックスは、故ロックンロール・ヒーローへの追悼曲であるビートルズ風の「A Tribute to Beatle Bob」で、明るいメロディとGeorge Harrison風のとがったギター・ソロが詰まっています。『Thick Rich and Delicious』はGBVの最高傑作とは言えないかもしれませんが、非常にキャッチーで、音響的な一貫性があるという点で、貴重な作品となっています。




