ARTIST : Bell Witch & Aerial Ruin
TITLE : Stygian Bough: Volume II
LABEL : Profound Lore Records
RELEASE : 11/14/2025
GENRE : doom, deathmetal
LOCATION : Seattle, Washington
TRACKLISTING :
1. Waves Became the Sky
2. King of the Wood
3. From Dominion
4. The Told and the Leadened
人類の心において、人類学者ジェームズ・フレイザーが『金枝篇(The Golden Bough)』で提唱した接触の魔術(Law of Contagious Magic)によれば、二つの物体が接触すると、それらの間に不可分な繋がりが生まれます。亡くなった友人からの贈り物が永遠にこの魔術を帯び、傷を反映する瘢痕(はんこん)のようになるように、床に落ちた食べ物は突如として忌まわしいもの、腐敗したものとなります。この概念を、フレイザーが記述した類感の魔術(Law of Similarity Magic)、つまり、ある物体が別の物体に似ていることによってその力を共有するという考えと組み合わせると、音楽の概念は、こうした魔術の非実体的な導管として理解することができます。それは、音楽と聴衆との間で感情的な接触が生じることで、魔術が不可分な継ぎ目を縫い合わせ、一時的に互いが似た状態になるというものです。
この著書にちなんで名付けられた『Stygian Bough Volume II』は、Bell WitchとAerial Ruinのコラボレーションであり、上記の魔術的な概念を体現しています。この作品は、両プロジェクトに似た非実体的な存在を、それ自体が独立した導管として活性化させます。1時間にわたるこのアルバムの四つの楽曲は、両バンド個々の作品とは一線を画し、新たな領域へと枝分かれしながらも、最初の接触(コラボレーション)に結びつく糸を保っています。
アルバム全体を通して、異なる形態の崇拝が互いにどのように力を与え、覆い隠し、破壊し、糧とするかという様々な視点が探求され、一つの循環的な世界が展開されていきます。





