DehdのJason Balla、ソロ・プロジェクトAccessoryを本格始動。亡き母のピアノで綴るデビュー作『Dust』

DehdのJason Balla、ソロ・プロジェクトAccessoryを本格始動。亡き母のピアノで綴るデビュー作『Dust』

シカゴのインディー・ロック・バンドDehdのメンバーとして活躍するJason Ballaが、ソロ・プロジェクトAccessory(アクセサリ)としてのデビュー・アルバム『Dust』を4月にリリースすることを発表しました。これまで「Wherever You Are Tonight」などのシングルを単発で発表してきましたが、ついにフルレングスの作品として結実します。本作の多くは、亡き母から譲り受け、数年間保管されていたピアノを用いて作曲され、彼のホームスタジオでレコーディングされました。

先行シングルとして公開された「Calcium」は、混迷を極める現代社会への深い洞察から生まれた楽曲です。Ballaは、ニュースから流れる苦しみや憎しみが日常の背景となっている現状に「真の絶望」を感じていた時期にこの曲を書いたと語っています。降り積もる瓦礫のような出来事の中に何らかの秩序を見出し、意味を与えようと葛藤する内面が、繊細なサウンドを通じて描き出されています。

Dehdで見せるエネルギッシュな側面とは対照的に、Accessoryではよりパーソナルで内省的な世界観が展開されています。母のピアノという極めて私的なルーツに触れながら、燃え盛る世界の中で「生きること」を問い直す本作は、Ballaのソングライターとしての新たな深化を証明しています。静かな冬の夜に寄り添うような温かさと、現代的な憂鬱が同居する、美しくも切実なインディー・フォーク作品となりそうです。