絶え間ない不安とポップなシンセが交錯するサウンド:「It’s Just A Title」が示す、Ben Quadによる新たな音楽的進化と、ユーモアを交えた「成功の苦しみ」の表現

絶え間ない不安とポップなシンセが交錯するサウンド:「It’s Just A Title」が示す、Ben Quadによる新たな音楽的進化と、ユーモアを交えた「成功の苦しみ」の表現

オクラホマシティを拠点に活動するエモバンド、Ben Quadがセカンドアルバム『Wisher』を11月14日にPure Noiseからリリースすることを発表しました。

本作は、2024年のスクリーモEP『Ephemera』に続く作品で、Jon Markson(Drug Church, Koyoなど)がプロデュースを手がけています。先行シングル「It’s Just A Title」は、EPほどヘヴィではなく、かといって2022年のデビューアルバム『I’m Scared That’s All There Is』のミッドウェスト・エモの雰囲気とも異なります。キャッチーで力強いエモでありながら、シンセサイザーの音はMotion City Soundtrackを彷彿とさせます。

ギタリストのEdgar Viverosは、「この曲は、絶え間ない実存的不安を抱え、今の人生が以前より良いのかを問いかける内容だ」と語っています。音楽的には、All-American RejectsやMotion City Soundtrackからインスピレーションを得て、シンセやギターソロといったポップな要素を取り入れました。厳格なミッドウェスト・エモやパンクの構造から初めて脱却し、これまでにない速さで曲が完成したとのことです。

Viverosは、このアルバム全体について「ソングライターとしてこれまでで最も自信に満ちた作品」だと述べています。実験的でフォーク的な要素に挑戦しつつも、多くの楽曲はポップな感性を前面に出し、楽しみながら制作されました。

アルバムには、Sweet PillのZayna Youssef、MicrowaveのNathan Hardy、そしてカントリーバンドTreaty Oak RevivalのSam Cantyがゲスト参加しています。