「光」の物語を完結させる Jerk の新章――2026年、日常を彩る極上のデイライト・サウンド

ブルックリンを拠点とするマルチ奏者・プロデューサー、Joni Kinney によるプロジェクト Jerk が、2部構成の物語を締めくくる新EP『as day breaks』を5月15日に DeepMatter Records からリリースします。2025年の前作『as night falls』が深夜の内省的なエレクトロ・ジャズを探求したのに対し、今作はその対となる「昼」の側面を描写。長年のパートナーであるドラマー Martine Wade と共に、温かみと明快さに満ちたサウンドスケープを作り上げています。

先行シングル「steppin out」を含む全7曲は、目覚めから活動、そして思索へと至る一日の中の感情の揺らぎを、エレクトロ・アコースティック・ジャズやファンキーなグルーヴを用いて表現しています。単なる「ビートメイカー」の枠を超え、ジャズ・フュージョンの質感やハウスのリズム、都市の環境音を織り交ぜた緻密な構成は、Jerk の音楽的進化を象徴。特にフォーカストラック「still dreaming」は、睡眠と覚醒の境界(リミナル・スペース)を鳥のさえずりや煌めくチャイムで描き、前作と今作を繋ぐ情緒的な架け橋となっています。

Jerk 本人が「昼でも夜でもない、夢のような本質」と語る本作は、執筆家やビデオ・エッセイストとしても活動する彼の多角的な視点が反映された、極めてナラティブな作品です。BBC 6 Music や Jazz FM など多方面から支持を受けるそのサウンドは、高い実験性を保ちながらも、聴き手の日常に寄り添う親密な接地感を備えています。