Hank Bee – “10:23”

リヴァプールを拠点に活動するシンガーソングライター Hank Bee が、新作EP『a sudden hankering』から新曲「10:23」をリリースしました。Sharon Van Etten や Hand Habits の初期作品を彷彿とさせる軽やかなフォーク・ロックであるこの曲は、リヴァプールのジョージアン・クォーターにある8人の共同住宅の屋根裏部屋で、2023年3月の「午前10時23分」に書かれたことからその名が付けられました。

Hank Bee は、窓の外を眺めながら曲を書く時間が大好きだと語り、流れる景色を眺めることはまるで映画を見ているようだと表現しています。また、自身のヒーローである John Prine がホテルのテレビを眺めながら曲を書いていたというエピソードにも触れ、外の世界の動きを観察することが自身のクリエイティブなプロセスにおいて不可欠な要素であることを明かしています。

人生の岐路で生まれた傑作、 Hank Beeのシングル「Corner」が描く「喪失と不確実性」:「季節と夜の角」で表現される温かく内省的なインディーロックと、forthcoming EP『a sudden hankering』への期待

リバプールを拠点とするノースアンブリア出身のミュージシャン Hannah Brown の音楽プロジェクト Hank Bee が、近日リリース予定のEP『a sudden hankering』から、非常に優れた先行シングル「Corner」を発表しました。Brownは歌詞の中で「角(Corner)」の視点を巧みに変化させ、それを時間的・精神的な周辺領域にある境界、あるいは崖として捉えています。温かいギターのストロークに乗せて歌われる「At the corner of the season and the night, I try to adhere / Let me show you what I have been」(季節と夜の角で、私は固執しようとする/これまでの私を見せてあげる)や、「In the corner of your eye I saw a flicker of doubt」(あなたの目の隅に疑念の瞬きを見た)といった印象的なラインが展開されます。

Brownは、この曲を2023年後半に書き始めた時、パートナーが不在で友情が終わり、人生の方向性を見失い「海で迷子になったような気分だった」と語っています。その中で自然に出てきた歌詞「at the corner of the season and the night I try to adhere」は、移行のポイント、つまり岐路に立っている状態を象徴しています。「Corner」は、その岐路の心情とは裏腹に、冷たい冬の散歩の後に友人と集うパブでの抱擁のように、リスナーを心地よく引き込む温かさを持っています。