シンシナティを拠点とするデュオ Lung(チェロ/ボーカルの Kate Wakefield と、元 Foxy Shazam のドラマー Daisy Caplan)は、5月30日に Feel It Records より5枚目のアルバム『The Swankeeper』をリリースします。本日、そのアルバムからのファーストシングル「The Mattress (canvas)」が公開されました。チェロをリード楽器にフィーチャーしながらも、これまで聴いた中で最も耳障りな楽曲の一つと言えるでしょう。それは、鋭く、地獄のようにヘヴィなノイズロックのアブレイシブでミニマルながらもキャッチーな解釈であり、90年代中期の PJ Harvey のブルージーでゴシックな感性と、さらに棘があり、より陰鬱な感性を掛け合わせたようなサウンドです。彼らが The Jesus Lizard と共演してきたという事実は驚くにはあたらないでしょう。なぜなら、この楽曲は力強さと脅威に満ちた咆哮を上げているからです。
Wakefield はステイトメントの中で、この新曲について次のように述べています。「この曲は、私たちの人生を焼き尽くすことを喜ぶ、私たちの精神の暗い側面を扱っています。崩壊することを愛する、私たちの中の秘密の部分。そして、その結果として私たちが経験する相反する感情や世界について歌っています。」
Caplan は次のように付け加えています。「『The Mattress』は、悪夢を見た後の長いドライブ中に始まり、私が COVID-19 で103度の熱を出してホテルの部屋で幻覚を見ながら、メールを通して練り上げられました。私にとって、その生々しい雰囲気、夢のような構成、そして逆さまになったようなリズムは、それが生まれた一時的な奇妙さと不確実さを今でも反映しています。後から考えると、どこか心地よくもある、奇妙な断片だけを覚えている不安な夢のようなものです。」