モントリオールの精鋭 Bellbird、Constellation 移籍作『The Call』を発表。鳥の鳴き声と即興演奏が交錯する、静謐で爆発的なジャズの進化系

モントリオールを拠点とするカルテット Bellbird が、名門レーベル Constellation 移籍第1弾となるニューアルバム『The Call』を発表しました。本作のインスピレーション源は、動物界で最も大きな鳴き声を持つ鳥「スズメチャヤ(white bellbird)」。その独特な鳴き声を解析し、爆発的な美しさを湛えたタイトル曲へと織り交ぜることで、音楽家、ジャンル、そして自然界の相互接続性を探求しています。

Claire Devlin(テナーサックス)、Allison Burik(アルトサックス等)、Eli Davidovici(ベース)、Mili Hong(ドラム)の4人は、パンデミック禍のパークジャムを通じて結成されました。絶賛されたデビュー作を経て制作された本作では、特定のリーダーを置かない徹底した合議制を採用。詩や会話、即興ゲームを通じて練り上げられた楽曲群は、ジャズを基盤にロック、フュージョン、フォークを融合させ、MingusやOrnette Colemanからインディーロックまでを想起させる重層的な響きを獲得しています。

録音はモントリオールの伝説的スタジオ Hotel2Tango で行われ、ライブの生々しいエネルギーを封じ込めています。リズム隊が曲のフォルムを決定し、管楽器がリズムやテクスチャを担うという楽器の役割の逆転も特徴的です。また、気候危機や世界の連帯に対するメッセージも込められており、「Blowing on Embers」をパレスチナ解放に捧げるなど、社会・政治的に深く関与するカルテットとしての強い意志が示された、団結力溢れる声明的な一作となっています。