マイク1本と地下室のガラクタから生まれた救済——Crack Cloudが「究極のDIY」に立ち返り、喪失と直感の果てに辿り着いた最新ダブルアルバムを発表

マイク1本と地下室のガラクタから生まれた救済——Crack Cloudが「究極のDIY」に立ち返り、喪失と直感の果てに辿り着いた最新ダブルアルバムを発表

カナダのアート・コレクティブ Crack Cloud が、2024年の『Red Mile』に続くニュー・ダブルアルバム『Peace And Purpose』を3月にリリースすることを発表しました。先行シングル「Safe Room」は、物憂げなフォーク調のギターと力強いドラムが印象的な、ミニマルで無骨なサウンドに内省的な歌詞を乗せた楽曲となっています。

本作に付随するビデオは、フロントマン Zach Choy の父 Danny の最期(2001年)から、結婚式やツアーの様子(2023-24年)、そして今作の制作過程(2025年)まで、20年以上にわたる複数の時代をコラージュしています。過去は消え去るのではなく、新たな記憶と共に進化し続けるというバンドの流動的な創作姿勢を象徴しており、祝祭と追悼が共存する内容です。

Zach Choy によると、本作は2024年末から1年間、自宅の地下室でマイク1本(SM57)とガラクタ同然の楽器を用いて制作されました。長く続いた喪失の悲しみの中から生まれたこのアルバムは、DIYの原則に立ち返り、直感に従って作られたといいます。その凄まじい制作プロセスを経て得られた「解放感と感謝」が、今作の核心となっています。