The Uncluded – “Earthquake”

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=7Q_7fT-vSXU&w=640&h=360]

昨年リリースしたアルバムが素晴らしかったヒップホップ・アーティスト Aesop Rock と K Records などからリリースをしてきている女性シンガー Kimya Dawson とによるプロジェクト The Uncluded の最新ビデオです。こちらは、5/7 に Rhymesayers からリリースされるアルバム Hokey Fright に収録の曲。

CocoRosie – “Gravediggress”

昨年、Touch And Go の復活第1弾としてシングルがリリースされていた CocoRosie が遂に新作アルバムをリリースするようです。”Gravediggress” は新作からの先行曲で、CocoRosie らしい不思議ポップ。新作アルバム Tales of a Grass Widow は、ヨーロッパでは City Slang から 5/27 にリリースされ、北アメリカは 5/28 とあるのですが、これは Touch And Go からなのだろうか?

Pure X – “Things in My Head”

むむ、これは同じバンドなんだろうか? テキサスのドリーム・サイケ・プロジェクト Pure X が新曲 “Things in My Head” をアップしたのですが、ツイッターでは今までのツイートは全て削除され、新たに facebook が用意されて、上のアー写です。そして今までよりもフォーク色が強まり、エレクトリック感は後退。リリースは Acephale Records と Merok と、いままでと変らず、新作アルバム Stairs が 5/14 にリリースされるようです。

Brokeback – ‘Brokeback and the Black Rock’ (Thrill Jockey)

家の近くにある幼稚園から聞こえてるラジオ体操の音に合わせて、その向かいの工事現場のおっちゃんが一緒に体を動かしている。でも体を動かしているというだけで、まったく体操にはなっていない。自分でも最初から最後までちゃんと出来る気はしないが、おっちゃんはただ揺れているだけと言った方が正確かもしれない。大丈夫さ、ラジオ体操は出来なくても、この演歌を聞いてみてよ、きっと気に入ると思うよ。って、演歌じゃねえか、まじでこれ。シカゴ界隈の古株ギタリスト中心によるお馴染み Brokeback の10年ぶりになる Brokeback and the Black Rock は、誰でもいいが着物のおばんちゃん歌手の横で伴層している口ひげをはやしたアコギのおっちゃんが弾くような曲で始まる。頭のなかで過去の Brokeback と重ね合わせて聴いているがもう違うね、もはやムード歌謡とも言えるような内容で、かなり侘びってる。アコギの次はエレキギターで小節を回したうねる演奏で、だいぶ自分の世界に入っちゃってるんです。これもここ最近の Thrill Jockey の流れに沿ったようなサイケデリック節になっていて、たまに昔のようにシカゴ的アンサンブルが聴けるものもあるけど、やっぱりこれはもはやポストロックじゃなくて、ポスト-演歌。じいさん達に分かりずらかったら「ダグラス・マッコブスのギター演歌ベスト」とかいって売ったらいいとおもう。

7.0/10

Kurt Vile – “Wakin On A Pretty Day”

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=bd0K76H7sU8&w=640&h=360]

やっときました。出ると言われていた Kurt Vile のニュー・アルバムから最初の曲のビデオ “Wakin On A Pretty Day” です。新作アルバムのタイトルでもあるこの曲は、アルバムのオープニング・トラックでもあり、9分に及ぶ長い曲。そして、こちらの映像はジャケット写真が出来上がっていくドキュメンタリー映像です。アルバム Wakin On A Pretty Day は、Matador から 4/8 のリリースです。

Elephant Stone – ‘Elephant Stone’ (Reverberation Appreciation Society)

このバンド名、言うまでもなくあの有名なバンドの曲目であるけど、やはりそれから名付けられたのだろうか。言われてみればなんとなくそれっぽいところもあるような気もするが、どうなんだろうね。でも、Elephant Stone の音楽は、Stone Roses というよりは、Teenage Funclub 寄りです。もっと言えば、The Byrds や Big Star ってことになるんですけど。それに加えてインド系のメンバーが在籍しているから、ラーガな要素が少し入ってくる感じ。インドと言えば、ここ最近はあまり良いニュースを聞かないが、宗教を理由にガールズ・バンドが解散に追いやられるとか、可愛そうだよね。海外だったらできるのかな。それとインドといえば、某日本人ドライバーがまだ乗れる可能性があるんじゃいかと、微かな希望を抱いているチームがあるが、まぁ、むりなんだろうなあ。そうなると、今年のF1はどう楽しむか考えないとね。少し前に一瞬日本人ドライバーがいない時期あったけど、あれはあれでレース全体を楽しめたからいいのかもしれないけど、正直寂しくはある。もとい、Elephant Stone は結局どこに落としどころを求めているのか少し曖昧。メロウなギター・サウンドとラーガ寄りのものが、ひとつの曲で混在する感じはあまりなくて、曲によって路線が違う感じ。この辺がもっと混ざり合っていればなかなかおもしろい発展も期待出来るが、現時点ではまだまだもの足りない。

5.0/10

Radar Brothers – ‘Eight’ (Merge)

タイトル通り8枚目になるのでしょう、きっと。今回は Merge だけで、Chemikal Underground からのリリースはなし? ロス・アンジェルスの Radar Brothers の3年ぶりの新作。活動歴は15年以上経ってるので、ちょいちょいメンバー・チェンジをしながら、今日までやってきたわけです。そういうことはメンバーもそこそこいいお父さん世代ですね。アー写にお父さんというか、じいさんがひとり写っているけど、メンバーじゃないですよね。常々、活動歴の長いバンドやアーティストの写真を見ると自分の年齢を痛感されられる。バンドによっては、見るも無惨な姿になっているひともいたりと、あまりいい気分はしない。こちらの Radar Brothers の場合、残念ながらハゲあがっちゃてしまってるメンバーも2名ほどいるようですが、見窄らしさはなくて、爽やかでいい年の取り方をしてる印象です。そんな雰囲気は音楽にも反映されているようで、鳴っている音自体にはそんなにおっさん臭さは感じられず、構成のアイディアのおもしろい曲やフレッシュなメロディがあり、まだまだ錆び付いていないようです。ただ、年来なりの落ち着きは当然あるのですが、それはこのバンド本来のものであり、いまこの作品だからとというわけではないと思う。でもね、なんやかんやでこれが響いちゃうのは、オルタナ畑の音楽を聴いてきた人にとって、いわゆる琴線みたいなものなのかもしれないけどね。

7.0/10

The Dead C – “EUSA Kills”

Ba Da Bing から ニュージランドのアヴァン・ロック巨匠、Bruce Russell, Michael Morley そして Robbie Yeats による The Dead C と、Drag City からリリースしている Ben Chasny, Richard Bishop そして Chris Corsano によるサイケデリック・プロジェクト Rangda とのスプリットLPがリリースされるようです。”EUSA Kills” はその作品からの The Dead C の音源です。どちらも最新の音源を収録で、リリースは 3/5 です。

Boduf Songs – ‘Burnt Up on Re-Entry’ (Southern)

最近なんか Kranky がらみの人達が色んな方面で活躍していますよね。ハウスに向うものも入れば、ロック・バンドへ向う人、そして今まで通りサイケでアンビエントな路線のままのひとと、色々ですが、この Boduf Songs こと Mathew Sweet は、自分の音をずっと積み重ねてきた感じでした。そして、3年ぶりの Burnt Up on Re-Entry も今までからの延長にはあるものであるが、少し飛躍した印象。どう違うかと言うと、結構なヘヴィネス。全体を支配するのは今までのようなダークなサイケフォーク路線ですが、エレクトロニクスを混ぜつつも、轟音的ギターを混ぜたりと、なかなかの変わり身。暗さの中にもじわじわと心臓に入り込んでくるメロディが彼の特徴だったと思うのですが、それらがグオ〜んって鳴り出すギターと混ざると侵入度は尋常でない。ポストロックなどにありがちなエピックに盛り上がる感じでなく、もっと、どんより下の方に落とし込んでくる感じかな。でも全ての曲が轟音系ではなく、エレクトロニクスとダークロックが基本になっていて、断片の雰囲気はそんなに目新しいものではないけど、なんか絶妙感があって、うまいことつけ込まれた感じです。

8.0/10

Burnt Ones – “Fountain of Youth”

サンフランシスコを拠点にする Mark Tester, Amy Crouch そして Brian Allen の男女、サイケデリック・ロック/ポップ・バンド Burnt Ones のニュー・トラック “Fountain of Youth” は、メロディックなサイケポップとファジーでノイジーなギターなどが混ざったゴキゲンなトラック。こちらは、4/2 に Burger Records からリリースになる新作アルバム You’ll Never Walk Alone からのリード・トラックです。

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