Bed Wettin’ Bad Boys – ‘Ready For Boredom’ (R.I.P. Society)

毎日一本くらい結局飲んでしまう2Lのお茶。出来るだけ安いものをチョイスしているが、少し高いものにするとやっぱり美味しいんですよね。でもこんなに飲むならパックのを買って、自分でしたほうがお買い得だし、意外とうまい。荷物にもならないし、切らしてしまって困ることも少ない。今日こそそうしようと思うが、その前に100均で入れ物を買わないと。当然お茶はストレートで飲むだけではないですけど、今はもちろんノンアルです。飾り気のない音とでも言いましょうか、こちらのシドニーのバンド Bed Wettin’ Bad Boys は実直な音楽をやるんです。70年代パンクや80年代USインディ、そしてニュージーランドDIYに、オーストラリアのキウイ・ポップ。それらの朴訥とした雰囲気の部分を抽出してじっくりと水出しをしたような感じ。表面的にな音はガチャガチャしてるから、普段の生活に入り込むほど無味なもんではないので、それなりにタイミングが必要な音楽だろう。このアルバムを何度か聴こうとして、なかなか自分の気分とタイミングが合わなかったけど、いまはなんか自然に行ける。なんでかな、ちょっと気分がいいからかな。そんな時に皆さんもぜひどうぞ。

6.5/10

Beliefs – “Gallows Bird”

トロントのデュオ Beliefs の新曲 “Gallows Bird” は、彼等のデビュー・アルバムからの先行曲になりまして、リリースは Hand Drawn Dracula, Manimal Vinyl, No Pain In Pop と3つのレーベルからそれぞれのテリトリーでリリースされるようです。シューゲイズ系のサウンドを少しタイトにそしてプログレッシヴにしたようなサウンドです。リリースは 3/3 です。

Thao And The Get Down Stay Down – ‘We The Common’ (Ribbon)

天候があっちゃこっちゃしておりますが、温かくなってきたところで、そろそろまたTシャツでも作ろうかなと思っております。だけど、暫くやっていなかったから版の作り方とか憶えてるかなあ。それに、作ったとしてどうやって売ろうとか、ブログにカート設置するの面倒だし、色々悩む。まぁぼちぼちでやるか、やらないままか、わかりません。これが4年ぶりのアルバムになるのですが、やっぱり、そろそろ新しいの作らないとなあとか、そんな感じなんだろうか。インディ・ロックがいつ頃からかな、凄く複合的で複雑で完成度の高いものになったのは。ポストロックなどがその導線になってるかもしれないが、Sufjan Stevens や Dirty Projectors などのように音楽性の高いものがもう当たり前のようにあるけど、それなりに立派なものだと思うのです。この Thao ちゃん率いる Thao And The Get Down Stay Down も複雑なメロディと複合的な音楽を備えている。そしてこの新作ではブラック・ミュージックな雰囲気を強めているが、これは本気ではなくて、彼女たちの遊び心なんだろうと感じる。何か自分たちの音楽で凄く楽しんでいる雰囲気があります。肩を組んで一緒に歌えたら楽しいだろう。でもそんなことオレに出来る分けないし、仲間にも入れてもらえなそうだし。

6.5/10

Gramme – “Too High”

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=iG3zOTYdQBo&w=640&h=360]

最近知ったんですよね、まだやっていたのを。Trevor Jackson が主宰して Fridge や Four Tet を輩出したレーベル Output Recordings から 1999年にリリースされたシングル Pre Release が激アツだったポスト・パンク・バンド Gramme の最新ビデオです。まだやっていたと言ってもそれ以降はリリースはなく、 2011年からリリースが再開しているので、復活なのかもしれないけど。そして Gramme のデビュー・アルバムが遂にリリースになるようです。アルバム Fascination は、Tummy Touch から 2/18にリリース。

Mikal Cronin – “Shout It Out”

Ty Segall のバンド・メンバーでもあり、コラボレート作も残している Mikal Cronin が、ソロ活動としての拠点を Merge Records に移し、新作アルバムをリリースするそうです。”Shout It Out” は、新作 MCII からの先行曲で、彼らしい素晴らしいメロディとガレージ・ポップ・アプローチ。アルバムは、5/7 のリリースらしいですので、まだ先ですね。

Feeding People – ‘Island Universe’ (Innovative Leisure)

おいおい、まだ1曲目なんだけどなぁ、3曲分あるような曲ではないですか。出し惜しみしないねえ。もうこうなったらバンバンいってもらいましょ。でも、そう思ってると直ぐさまちょっと抑え気味にして強弱を付けてきた。出来るなぁこのひとたち。Feeding People は女性ヴォーカルを立てた5人組で、2011年のデビュー作は Burger Records からでしたが、その時点でもそれなりの完成度だった。抑え気味の次は、短い曲でまたも変化球。続けては、下の方から攻めてくるなまめかしい曲。どこかの時代の年代感はそれなりに含まれているし、基本にはなっているけど、なんなんだろうな、この初めて体験する前後に揺さぶってくる感覚は。それとこの女性の唄い方が、凄い武器。官能的で情熱的、でも、直接的なエロスじゃない。おっと、また音がエグくなってきたぞ。ハードロックというより、メタル、いやゴスかな。なんだけど、ヤリすぎには感じないのはなぜですか。そして、しっとり聴かせる歌中心のものもあるし。変幻自在って感じだけど、Feeding People としての音が出来上がっている。メンバーは5人組でも曲によってやってることが違うイメージ。全体の音楽のために、みんなが本当に考えてやってるんじゃないかな。アルバムとしての完成度は言うまでもなく、それ以上にひとつひとつの曲の存在感も凄いね。あとは、さっきちょっといった懐古的な部分をどう捕らえるかとうい点で、古臭いと感じる人もいるでしょう。でも、このバンドのような音楽はあまり聴いたことがないと思う。そして完成されているけど、優等生的な音でまとめず、ワルい感じを演じてるのがまたいいんです。そして多分最後まで生楽器のみで完成させているこだわり。結構サイケデリックだし、決してメロディックでないから多くの人に受けるとは思わないけど、音楽としての質と発想はここ数年聴いた中でも抜けていると思う。久々だなぁ、この感覚は。今年はおろか、この先何年もこれを越えるアルバムなんて出ないかもしれないよ。少なくともロックに関しては。

9.5/10

Mazes – “Skulking”

[vimeo http://www.vimeo.com/57948836 w=640&h=360]

間もなくリリースされるマンチェスターの4ピース・バンド Mazes 新作アルバム Ores & Minerals から収録曲 “Skulking” のビデオです。リリースは、FatCat Records から 2/18 です。