ARTIST : Saapato
TITLE : On Fire Island
LABEL : Sound As Language
RELEASE : 5/3/2024
GENRE : ambient, drone
LOCATION : New York
TRACKLISTING :
1.Morning Swale Song
2.Bayfront Reeds and Grass
3.Midday Storm Dissolving
4.Sanderlings Feeding At Sunset
5.Ebbing (Shoreline, Dunes, Butterflies, Silence)
6.On Fire Island
『On Fire Island』は、サパトがニューヨークで最もユニークで傷つきやすい風景の中心を旅する内省的な作品である。国立公園局とのレジデンスから生まれたこのアルバムは、当初プリンチパトが期待していた鳥のメロディーをとらえるのではなく、風、波、そしてファイヤーアイランドの希少で急速に失われつつある生態系を特徴づける草のささやきといった、生々しく不屈の力を取り込んでいる。
このアルバムは、プリンチパトがこの島の美しさと不安定な未来に出会った証である。自然界が発するハム、うなり声、ヒューヒューという絶え間ない音の中で、『On Fire Island』は対照的な物語を紡いでいる。手つかずの大自然を讃える一方で、人間の侵食が残した傷跡を嘆いているのだ。湿地帯の生態系を脅かす汚染から海岸線の着実な後退まで、このアルバムは、変貌の瀬戸際にある生物多様性の宝石の聴覚的スナップショットの役割を果たしている。
島で録音されたフィールド・レコーディングと、ビーチサイドのバンガローで夜間に制作されたシンセサイザー曲の微妙なバランスを通して、サパトはこの二律背反をゆっくりと穏やかに探求している。『On Fire Island』の音の地形は、自然界の不気味なはかなさを明らかにし、自然保護の嘆願を響かせる没入体験である。この曲は、リスナーを緊急性の底流を感じ、私たちを取り囲む美しさを認識し、私たちの行動が環境に与える影響を認識するよう誘う。『On Fire Island』でサパトは、音楽だけでなく、私たちを取り巻く世界により深く耳を傾けるよう、私たちに挑み続けている。



