Noircure – Kyrie

Noircureは、南イタリア・アプーリア出身のマルチ・インストゥルメンタリスト、Raffaele Galassoの音楽活動です。2021年に誕生した Noircureは、様々なアンダーグラウンド・プロジェクトでの長年の経験と努力を経て、全く新しいものであると同時に完璧な自己認識のもとに制作されています。

Galassoは彼の最新のワンマンバンドを次のように説明している。「アトモスフェリック・ブラックメタルとシューゲイザー、ニューウェーブの2つの音楽をブレンドして2021年に誕生した。これらの音楽の雰囲気に触発され、レコーディングの段階では即興性を重視し、プロダクション編集よりも「自然な」音を好み、エフェクトをできる限り制限してKyrieを録音、ミキシング、マスタリングしたんだ。

Kyrieは、様々な感情を最もダイレクトに伝えることのできる生命体のような存在にしたかったのです。そのために、シンセを使わず、頭の中で考えた音をすべてギターだけで再現しようとしました」

その結果、ブラックゲイザーの深みにはまり、ギターが最も重要で、幅広いヴォーカルスタイルを伴い、Klimt 1918を思い起こさせるような地中海の雰囲気を加えた、誠実で息を呑むようなアルバムが出来上がった。Alcest、Lantlôs、Sadnessのようなバンドを日常的に聴いているなら、Noircureは間違いなくその足跡を残してくれるだろう。