K. Freund – Trash Can Lamb

ARTIST :
TITLE : Trash Can Lamb
LABEL :
RELEASE : 5/17/2024
GENRE : , ,
LOCATION :

TRACKLISTING :
1.A Tarp, Billowing
2.Bare-Eyed Crush
3.NOT RECLUSE
4.How, On Earth
5.Aire 4
6.Sprite Loop
7.Shaking off the Ice
8.J. with a Feather
9.Twix Loop
10.Buzzy on Accelerants

「Trash Can Lamb」は、オハイオ州アクロンを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト、Keith Freundの新作ソロ・アルバム。フロイントは、20年以上もの間、親密で変幻自在な音楽を、彼自身や、Trouble Books、Lemon Quartet、Aqueduct Ensembleなどの共同プロジェクトの一員として制作してきました。本作では、アナログ・シンセシス、ビット・リダクション・サンプリング、ピアノ、スタンダップ・ベース、サックス、ロケ・レコーディングを駆使し、ゆるやかで喚起的な楽曲を作り上げました。アルバム全体を通して、8ビットの実験的なディレイが風通しの良いアコースティックな素材をこねくり回し、黄金色に輝くメロディックな核はそのままに、プリミティブなループ構造へと変性させているのが聴こえます。手作りエレクトロニクスの吃音、ヒスノイズ、唸り声は、切ないピアノとサックスの反芻に寄り添い、混沌とした三角波のパッチングとフィルター・ノイズの純粋なパンデモニウムは、春の覗き見(あるいはコオロギかも…)でいっぱいの裏庭の夕暮れの静けさに落ち着きます。フロイントがこれらのコンポジションを位置づけるのは、荒くれ者や荒削りなものと、ロマンチックで憧れに満ちたものとの間の空間。それは、木の上に置かれたワークショップの内部を覗き見るようなもので、窓には枝が擦れ、それを止めようとしないアオジ、安物の羽根が埃にまみれてゆっくりと回転するテーブルファン。