June McDoom – “The City”

ニューヨークを拠点に活動するソングライターJune McDoomは、本日、Temporary Residence Ltd.からデビューシングルをリリースし、その繊細なテクスチャーにマッチしたビジュアルを公開しました。”The City” は、個人的な変化と家族の歴史、そしてこの2つがどのように互いに影響し合っているのかについての柔らかな瞑想曲です。霞がかかったようなミニマルで軽いサイケデリックな楽器は、McDoomの囁きに近いボーカルとよくマッチしており、5分間のトラックが進むにつれて、ジャズシンガーとしての経験とは異なるものになっています。

「”The City” は大学時代に書いた曲で、自分が誰なのか、そしてこれまでの人生における家族や友人関係がどれだけ自分を形成してきたのかについて、多くの気づきを得ていた時期だった」と彼女は説明する。「自分の祖先について、家族の強い家長について、そして私の親戚一同が1970年代にジャマイカからニューヨークへ引っ越すのに要した衝撃と勇気について、たくさん考えていたのよ」

ミュージックビデオのディレクターであるXimena Prietoは、これらの歌詞のテーマに合わせて、「あらゆるほろ苦さの中にあるはかなさを尊重する」ことを意図しています。「このビデオは、”The City” のエッセンスに基づいています。”大きな変化を受け入れるという特別な感覚について” -これまでやってきたことに感謝しながら、新しいものを完全に受け入れると損失も生じるという必然性を認め、貴重なものは、はかないものだからこそ私たちにとって貴重である」、と。

このビデオの技術的な側面について、彼女はこう付け加えています。「これは、パンデミック前に始めたプロジェクトですが、昨年、編集を続けるうちに、かつてあったものから疎遠になるという感覚が強く響きました。全身で人々や状況を求め、あるものが全く同じになることはないと知りながら、それらの愛する人や経験が、何らかの形でいつも私たちと一緒にいることに気付き、私たちはそれらを抱え、その影響が我々に与える管理者として、愛情を持ってそれらを思い出し、新しい現実へ歩み出すために心の中でそれを維持します」とね。

Posted on 07/22/2022