Color Green – “God In A $”

Color Greenは、ロックンロールにおける創造的民主主義に限りなく近いかもしれません。ロサンゼルスの4人組がNew West Recordsからリリースするデビュー作『Fool’s Parade』には、紛れもない共同体の活気がある。これは、4人が部屋の中で意見を出し合い、その過程でそれぞれの才能を発揮して作り上げたもの。

Noah KohllとCorey Maddenは、Jerry Garciaへの明らかな恩義を持つジャミーなギター・デュオとして、2018年にColor Greenを結成。2021年にベーシストのKyla PerlmutterとドラマーのCorey Roseが加入すると、Color Greenは忙しさを抑え、グルーヴを見出し、4人全員の音楽性とヴォーカルにスポットライトを当てたキラーなライブアクトへと急速に開花。バンドは、Hiss Golden MessengerからBrian Jonestown Massacre、Circles Around The Sunまでのオープニングを務め、その順応性を証明してきました。

バンドとMike Kriebelの共同プロデュースによる『Fool’s Parade』は7月12日リリース予定。バンドのステージ上での宇宙的なケミストリーを、60年代、70年代のフォークやクラシック・ロックのお決まりを、苦いノスタルジックな後味なしに掘り起こした9曲に凝縮。Color Greenは過去に足を踏み入れているかもしれないが、バンドはしっかりと現在に根ざしているのです。そのためか、『Fool’s Parade』は今まで聴いたことのある曲のようで、聴いたことのない曲。

「この曲は、2021年の秋にロサンゼルス北東部の小屋で、私とカイラとコリー(マデン)の3人で即興の作曲セッションを行った後に書かれました。コーリー(・ローズ)のところに持っていったら、最後にハーフタイムのアレンジを加えてくれました。この曲はノスタルジアを呼び起こすようなもので、若さゆえの無頓着な時期、内省的なことが最も苦手な時期をイメージしています。

 ビデオは、曲の深い意味を遊び心で表現したもの。バンドはサンタ・アニタ・パークのサマー・コーギー・ナショナルズで友人の誕生日に撮影しました。単調な中に意味を求めるという、あまりにも親近感の持てるものです」

Posted on 06/13/2024