The Coathangers – “Hurry” b/w “Drifter”

The CoathangersがSuicide Squeezeからリリースした7インチ・シングルには、アルバム『Nosebleed Weekend』制作時のセッションから発掘された未発表曲「Hurry」と「Drifter」が収録されています。これらのトラックは、アーカイブに保管されていたもので、バンドが本能と意図を選別している途中の、生の創造プロセスを垣間見せています。ヴォーカリストのJulia Kugelが数年後に改めて聴き返し、そのルーズさと火花に、活力のある何かを見出しました。

「Hurry」は、Juliaがドラム、Stephanieがギターという楽器交換の実験として始まり、傷ついた魅力と野性的な勢いを持っています。リズムセクションは推進力があり、ギターはオーバードライブが効いていてワイヤリーで、ヴォーカルは私的な切迫感を伴っています。一方「Drifter」は、後にEP『Parasite』に収録される曲の初期バージョンで、ディストーションが抑えられ、ヴォーカル・メロディがより確実に前面に出ており、バンドの最も生々しい本能を遡るタイムトラベルのような感覚を与えます。両トラックとも、アルバム制作の混沌の中で作られたスケッチであり、完璧さよりもプロセス、つまり自身の直感を信頼し、物事に呼吸させるというバンドの能力を証明しています。