ストックホルムの3人組バンド Vero が、2022年の衝撃的なデビュー作に続く待望のセカンドアルバム『Razor Tongue』を、2026年3月20日に PNKSLM からリリースします。当初は新作を作る確信が持てない状態でしたが、自分たちで作り上げたレコーディング・スペースで最初のセッションを行った際、先行曲「Calico」が即座に形を成したことで創作の熱に火がつきました。ストックホルムの冬の暗闇の中、わずか2ヶ月という短期間で、やり直しや過剰な加工を一切排除した本能的なスピードで書き上げられた作品です。
今作ではドラマーに Mille Hökengren を迎え、4人編成のライブ録音スタイルを採用したことで、より肉体的で緊急性の高いサウンドへと進化を遂げました。アルバムタイトルが示す通り、サウンドは「カミソリの刃」のように鋭く、張り詰めた緊張感と突然の爆発が交錯します。90年代のオルタナティヴ・ロックやパンクの要素を感じさせつつも、一曲の中で目まぐるしく表情を変える大胆なコントラストが特徴で、危うい均衡を保ちながら燃え上がるようなエネルギーに満ちています。
歌詞の世界では、愛の告白の混乱、無関心による麻痺、熱すぎる執着、そして指針のないまま大人になる痛みなど、人間関係の影の部分を赤裸々に描いています。Julia Boman のヴォーカルは、繊細さと力強さ、吐息のような質感と威厳を併せ持ち、激しいノイズや歪みの中でも独自の存在感を放ちます。サバイバルを経て自分たちの居場所を確立した彼女たちが、より激しく、より速く、より鋭く自己を証明する、キャリア史上最も研ぎ澄まされた一作です。
