デヴィッド・リンチが呼び覚ました深層心理。LAの異才 ZzzaharaがWinterを迎え、過去の傷跡を事実として描き出す第4作

ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト Zzzahara が、2026年6月5日に Lex Records からリリースされる4枚目のアルバム『Distant Lands』より、Winter をフィーチャーした第1弾シングル「I Can Be Yours」を解禁しました。本作は、2025年初頭の David Lynch の他界をきっかけに、彼らが再び「夢」を見ることを試みたことから始まったプロジェクトです。亡き兄と宇宙で対話する奇妙で重苦しい夢が、アルバム制作の大きな原動力となりました。

これまでの恋愛中心の歌詞から一転し、本作では家族の死や20代前半のオピオイド依存経験といった、より深く個人的な傷跡に向き合っています。アルバムタイトルの『Distant Lands』は、亡き兄と「異なる世界(遠い土地)」にいながらも繋がっている感覚や、薬物による意識の乖離状態を象徴しています。Zzzahara は、快楽主義的な過去を卒業し、自身の内面にある複雑な事実をありのままに語る「非伝統的な成長記録」として今作を位置づけています。

制作の背景には、Wong Kar Wai(王家衛)の映画や Milan Kundera の文学作品からの強い影響もあり、不確実性や矛盾を受け入れる健全な客観性が養われました。「悲しみに依存する」ことをやめ、人生のポジティブな面もネガティブな面もストイックに受け入れようとする姿勢が反映されています。真実を生きることに旗を立て、後悔なくエネルギーを爆発させる Zzzahara の新たな芸術的フェーズを象徴する一作です。

zzzahara – IT DIDN’T MEAN NOTHING

ロサンゼルスを拠点に活動するインディー/オルタナティヴ・ミュージシャン、ZZZAHARAが新曲「It Didn’t Mean Nothing」とビデオを公開。この曲は1月10日にLex Recordsよりリリースされるアルバム『Spiral Your Way Out』に収録。

Zzzahara(Eyedress/Simpsのギタリスト、Zahara Jaimeのソロ名義)のソングライティングに対するアプローチは本能的なもので、『Spiral Your Way Out』のヘッドスペースは、別れた後の人生に対してより本能的なアプローチを取った結果。

ジャングリーなリフ、ウォーキング・ベース・ライン、エモーショナルな刺のカクテルである 「It Didn’t Mean Nothing 」は、zzzaharaのいつものオープンハートな告白主義に新たなギザギザのエッジをもたらします。「頭がおかしくなって何も考えられなかった/ベッドに横になって叫ぶだけだった」と嘆く彼ら。

この曲は、zzzaharaがこのアルバムのプロデューサーの一人、Jorge Elbrecht(Japanese Breakfast、No Joy、Sky Ferreira)と初めて組んだ曲。彼ら曰く

「ホルヘはドラム・パターンとギターをすでに用意していました。歌詞を書き始めた時、何を言わなければならないか分かっているような気がしました。ホルヘと一緒に音楽を作っていると、自分が必要としていた逃避行のように感じられたの。あの曲は4時間弱で完成しました。魔法のようでした。初めて、自分と同じ速さで仕事をする人に出会ったような気がしました」