二人の「共通点」が生んだ奇跡のハーモニー――The Sleeves が提示する新時代のデュオ像

Modern Natureのメンバーとしても知られるJack CooperとTara Cunninghamによるデュオ、The Sleevesが、セルフタイトルのアルバムから新曲「Come On Man」をリリースしました。即興演奏が主体だった昨年のデビュー作『Mossy Tapes』から大きな飛躍を遂げた本作は、二人のボーカルとギターの相互作用に焦点を当てた、全10曲の瑞々しい歌の数々を収めています。

このプロジェクトの核心は、二人の音楽的アプローチの完全な一致にあります。南ロンドンの即興演奏の夜に出会い、グラスゴーからの帰り道の渋滞の中でThe Mamas & The Papasらを歌いながら結成された彼らは、ギターを弾きながらも「鳥の声やラジオのノイズ」のような非ギター的な響きを探求。沈黙や余白を大切にする共通の感性が、シンプルながらも深みのある独自のアンサンブルを生み出しています。

アルバム『The Sleeves』は、共通のルーツを引用しつつもジャンルに縛られない「グレーゾーン」でこそ輝く作品であり、Jack Cooperが語るように「他の誰にも作ることのできない音楽」へと結実しました。7月にロンドン、9月にニューヨークでの公演を控えており、2026年の音楽シーンにおいて、最も親密で純粋な「共鳴」を届けるデュオとして注目を集めています。