Lowertown – “Big Thumb”

ニューヨークを拠点に活動するインディー・デュオ、Lowertownが、ニューアルバム『Ugly Duckling Union』からの第2弾シングル「Big Thumb」をリリースしました。この楽曲は、メンバーのOliveによる「90年代インダストリアル・シーンの手法に倣い、新聞の切り抜きから着想を得て歌詞を書く」という試みから誕生したものです。Oliveの吹くハーモニカとAvsha Weinbergの12弦ギターのセッション、そして切り抜かれた言葉の中からマントラのように繰り返される「Holding out the Big Thumb」というフレーズが、楽曲の核となっています。

歌詞の背景には、自分たちの世代が直面している「方向喪失感」という重いテーマが流れています。かつての世代のために用意されていた人生の歩み方がもはや意味をなさなくなった現代において、目的もなく漂うしかないのか、あるいは自ら新しい道を切り拓くべきなのかという葛藤が投影されています。Jack Havenが監督を務めたミュージックビデオと共に、中毒性のある先行曲「I Like You A Lot」とはまた異なる、彼らの内省的で実験的な側面が際立つ一曲です。

言葉にできない恋心を音楽に。LowertownがSummer Shade移籍第一弾となる新曲で描く、陶酔と執着の境界線。

ニューヨークを拠点とする Lowertown が、ニューアルバム『Ugly Duckling Union』のリリース発表とともに、新曲「I Like You A Lot」を公開しました。「どう説明すればいいかわからない」という印象的なフレーズで始まるこの曲は、言葉で伝えるのが難しい感情と格闘する、音楽の本質を突いたチャーミングで荒削りな耳馴染みの良いナンバーです。あわせて、彼らがレーベル Summer Shade と新たに契約したことも発表されました。

メンバーの Olivia Osby と Avsha Weinberg によれば、この楽曲は「新たな恋への希望や、遠くから誰かに憧れ、空想を巡らせる陶酔感」について書かれています。まだ相手をよく知らないまま恋に落ち、共に過ごすかもしれない時間の可能性に胸を膨らませる感覚は、時に強迫観念や執着に近いものになり、まるで身体を支配する「病」のようでもあります。しかし彼らは、それは必ずしも悪いことではないと語ります。

また、この曲には自分の抱く感情が相手に受け入れられるのか、あるいは報われないのかという不安や不確実性も投影されています。発表と同時に公開された「I Like You A Lot」のミュージックビデオは、そんな恋心の愛らしさと不安定さを象徴するような、親しみやすく心に響く映像作品に仕上がっています。