Hrishikesh Hirwayが新作発表。Iron & Wine共演の新曲と共に、夕日のように儚く美しい「人生の星座」を綴る。

ポッドキャスト『Song Exploder』のクリエイターとして知られる Hrishikesh Hirway が、本名名義では初となるフルアルバム『In the Last Hour of Light』を2026年4月24日に Keeled Scales からリリースすることを発表し、Iron & Wine をフィーチャーした第1弾シングル「Stray Dogs」を公開しました。かつて The One AM Radio 名義で活動していた彼は、今作で自身の名を掲げ、ポッドキャストを通じて得た「完璧さよりも真正性を重んじる」という新たな視点をもとに、より開放的でパーソナルな表現へと踏み出しています。

アルバムは Big Thief などを手掛ける Phil Weinrobe のプロデュースによりライブ録音され、意図的に「練習しすぎない」ことで、即興性と生々しさを封じ込めています。長年、作詞・演奏・制作のすべてを一人で完結させてきた彼にとって、本作は他者とのコラボレーションを通じて主導権を手放し、未知の可能性を受け入れるプロセスでもありました。友人と共に曲を書くことで、親の喪失や友情の終わりといった個人的で困難な記憶を、共有されるべき芸術へと変容させています。

テーマの核にあるのは、夕日のように美しくも儚い「人生の一時性」です。本作は、私たちを形作りながらもいつかは消え去っていく人々や瞬間、そして多面的な悲しみを、日常的かつ奇跡的なものとして描いています。陶芸の修練を通じても学んだという「不完全なものの中に美しさを見出す」姿勢が反映された本作は、誠実で開放的、そして痛切なほどに人間味に溢れたサウンドスケープを提示しています。