Hollow Sunshine – Bring Gold (Iron Pier)

2年前のデビュー作は、こういうのが好きなんだね、って思わせる分かり易いものでした。そして今回も愛する音楽を引き続きやっています。今回もドゥームゲイズではありますが、前作の印象とは若干違う。ヴォーカルがなんか可愛らしい声質になっている。前もそうだったのかもしれないけど、そこまで気にはならなかった。そして彼の歌声に合わせて、あまり重たさを組み込んでいない。ただ全体的にデゥームの方法は取っているので、展開のないただ遅いシューゲイズといった感じ。もう少し尖ってる方が良かった。 5.0 

assocbutt_gr_buy._V371070192_

The Sun Days – “Busy People”

もう間もなくアルバムがリリースされるヨハネスブルクのギター・ポップ・バンド The Sun Daysが、そのアルバムからの先行曲 “Busy People”をシェア致しました。女の子のヴォーカルによる爽やかで軽やかなギター・ポップ・チューン。アルバム ‘Album’ は、6/8に Luxury Recordsからリリースになります。

Valet – Nature (Kranky)

気まぐれ姉さん、フォークもの復活です。なぜ急にハウスポップをやりたくなったのか知らないけど、その活動経験は実はこの作品に見え隠れしています。まず、フォークと言いましたけど、実はシューゲイズやドリームポップで、アシッドフォークを感じさせる曲は一曲くらい。そして、先のハウスポップな部分はと言いますと、たまにヴォーカル・ラインからそれを感じられ、以前のこの名義作ではなかった、ポップスな歌い方あるのです。まあ、何となくですけどね。でも少なくともこの作品は、あの経験が無ければ生まれなかったでしょう。 7.0 

assocbutt_gr_buy._V371070192_

Free Weed – “I’m Free”

見た感じからしてクソ野郎感が漂っている Rikky Gage率いるガレージ・バンド Free Weedが、今年の始めに Bad Diet Recordsからリリースしたアルバムから、収録曲 ‘I’m Free’ のビデオ・クリップを公開しました。彼は、以前はWhite Fangに在籍し、Gnar Tapesを主宰してましたが、最近もやっているのかよく分からないけど、過去に痛い目に遭わせて頂きましたよ。せいぜい音楽は真面目にやって下さい。

Night Powers – “Blacken Out Their Stars”

ブルックリンを拠点にするネオ・フォーク、ゴス・ロック・バンド Night Powersの最新曲 “Blacken Out Their Stars” のストリームです。バロック調の妖艶なダーク・ソング。こちらの曲を収録したアルバム ‘The Hand of the Thief’ は、Mirror Universe から6/29にリリースです。

Mamaleek – Via Dolorosa (Flenser)

決してこのバンド名で画像検索はしないで下さい。かなりキツいものが出てきます。なぜ画像検索をしたかったといえば、このバンドの正体がいまだに謎なため。兄弟ってことで、今作は互いに遠く離れた所で制作したらしい。事実かどうかは別としても、前作と比べると確かに距離感のある音楽というか噛み合っていない。ブラメタとしての攻撃性はスクリームなヴォーカル程度で、後の部分はどっちかというとジャズやラウンジ。しかもそれらが散らかった感じでズレまくり。とりあえず彼等をブラックメタルと呼ぶのはもう止めよう。そして、今後はどうなっちゃうのか興味深いですが、まずこの作品はとにかく変だし狂ってる。いやあ、まだ予期せぬ音楽はあるもんですね。 8.5 



assocbutt_gr_buy._V371070192_

Human Music – “Cool Party”

カナダはウィニペグを拠点にするローファイ・インディ・バンド Human Musicが間もなくリリースするフル・アルバムからの先行ストリーム “Cool Party” 等です。オージーやニュージー系に通じるようなDIYインディ・ロックから、Velvet Underground系のサイケ・ロック。アルバム ‘Sup’ は、Sundowning Sound Recordingsから6/20頃にリリース予定です。

Daymaker – “Low Standards”

シカゴを拠点にするローファイ・バンド Daymakerから、”Low Standards”のストリームになります。DIY路線の演奏と、パワフルな女の子のヴォーカルによる曲です。こちらの曲を収録したアルバム ‘Wilderness’は、Already Dead Tapes and Recordsから間もなくのリリースです。

Unknown Mortal Orchestra – Multi-Love (Jagjaguwar)

若干メンバー構成が変ったっぽいですが、基本的にRuban Nielson中心のまま。デビュー作から通じて聴けるファンクとソウルそしてモータウンを中心としたネオポップスは、もうかなり完成されていたことが分かります。今作はシンセがひとつの要点になってるようですが、最初の頃から思っていたんですけど、このバンドの心臓部分はドラムというかリズムですよね。ドラムに限らないですがこの人達の面白いところは、バンドでありながらスタジオ作としてプログラミングしているところ。そしてその塩梅が絶妙なんだよね。 7.5 

assocbutt_gr_buy._V371070192_

Antony Harding – “Walk With No Real Place To Go”

ストックホルムを拠点にするシンガー・ソングライター Antony Hardingがリリースする新作アルバムからのファースト・シングル “Walk With No Real Place To Go” のストリームは、メランコリーなインディ・フォーク・ナンバーです。彼はブリット・ポップ・バンド Hefnerのドラマーや、Ant名義でのソロ活動でも知られる人物。新作アルバム ‘By the Yellow Sea’ は、6/29に We Were Never Being Boring Collectiveからリリースになります。