ARTIST : William Basinski
TITLE : The Disintegration Loops – Arcadia Archive Edition
LABEL : Temporary Residence Ltd.
RELEASE : 11/7/2025
GENRE : ambient, experimental
LOCATION : Los Angeles, California
TRACKLISTING :
1. dlp 1.1
2. dlp 2.1
3. dlp 2.2
4. dlp 3
5. dlp 4
6. dlp 5
7. dlp 6
8. dlp 1.2
9. dlp 1.3
今世紀に入って以来、William Basinski(ウィリアム・バシンスキー)の『The Disintegration Loops』ほど、響き渡る癒しの効果をもたらした現代音楽作品はないかもしれません。この作曲家の劣化したアナログテープループは、時が経つにつれてメロディックなシンフォニーから憂鬱な静寂へと変化していき、その経過時間は、過ぎゆく数分が物思いにふけるような長い一生へと不思議に変わっていきました。
この『The Disintegration Loops』の新しいボックスセット再発版に寄せられた序文で、先駆的なマルチメディアストーリーテラーであるLaurie Anderson(ローリー・アンダーソン)は、この変容がもたらす影響を詩的に描写しています。「これらの溶けゆく音、この空虚な空間は、私の完全な信頼を得ました。彼らは私をどこかへ連れて行こうとしています。私は喜んでこれらの音についていき、ますます透明になっていきます。」
『The Disintegration Loops – Arcadia Archive Edition』は、この象徴的な作品の全5時間にも及ぶ組曲を収録した、大規模な新しいボックスセットです。Josh Bonati(ジョシュ・ボナティ)がオリジナル録音から新たにリマスタリングを手掛け、頑丈なフルカラーのジャケットに復元されたオリジナルアートワークが施された8枚組のレコード(アナログ盤をあまり好まない人向けには4枚組CD)と、Laurie Andersonによる1000語の新しい序文が、印象的な重厚なケース入りボックスに収められています。これは、21世紀で最も真に超越的な作品の一つを理想的に凝縮したものです。アンダーソンが序文の最後に述べているように、「この音楽は別の世界、つまり我々が運び去られるべき世界を創造したのです。」



