Susan Bear – Algorithmic Mood Music

ARTIST :
TITLE : Algorithmic Mood Music
LABEL :
RELEASE : 6/28/2024
GENRE : ,
LOCATION : Glasgow, UK

TRACKLISTING :
1.Three Dimensional
2.Glass Tunnel
3.It’s You
4.Drift
5.Wet Dry World
6.Shake [Say Yes]
7.Song for Four Hands
8.Get By
9.Nothing Personal
10.I Don’t Want You To Know Me

スコットランドのDIYシーンの中心的存在であり、の中心人物でもあるグラスゴーのクィア・ポップ・プロデューサー、(FKA Good Dog)の新曲「Drift」。この曲は、BBC 6 Music公認の「It’s You」と「Shake (Say Yes)」に続く最新シングルで、2024年6月28日に限定12インチ・ヴァイナルとデジタル・サービスでリリースされる彼女のサード・ソロ・アルバム『Algorithmic Mood Music』からのもの。2022年にリリースされ、Bandcamp Dailyに「これまでに制作された中で最も完璧なベッドルーム・ポップ・アルバムのひとつ」と評された『Alter』の続編となる『Algorithmic Mood Music』は、好評を博した2枚のアルバムの後、エレクトロニックな側面にさらに傾倒し、Suseの新たな方向性を示すもの。メランコリーでテープのようなヴァイブスはそのままに、今回はクラブ・ミュージックやダンス・ミュージックからの影響を受けて、エネルギーをアップ。

『Algorithmic Mood Music』は、「音楽と私の関係、そして音楽を作ること」をテーマにした、まったく新しい方向性を打ち出した作品。3年間かけて少しずつ書き上げ、レコーディングされたこの作品は、これまでのSuseの音楽と同様、彼女の自宅スタジオで制作されたもの。タイトルは、今日の多くの音楽がストリーミング・サービスのアルゴリズムを満足させるようにデザインされ、すべての粗い部分を丸め、複雑で厄介な人間の感情を画一的な偽物の感情に還元していることを皮肉ったもの。

「私は通常、かなりジャンルが混ざったアルバムを作っています」とスースは言う。「今の世の中では、MOOD MUSIC(すべて似たようなジャンルと楽器の音楽)はストリーミング・サービスでうまく機能します。また、私が普段作っている曲よりも「歌謡曲」っぽくない曲が多いので、いつもより少しムード・ミュージックっぽいかもしれません。

人間の “ミス “についていろいろ考えていたんですが、レコーディングや音楽、アートにおける “ミス “がどれだけ好きか。でも自分のソロ作品では、ミスはそのままにしています。こういった小さなことの積み重ねが、人間的なサウンドになり、人々がそのサウンドとつながる助けになるのです。現代のポップ・ミュージックでは、こういったものが徐々に削ぎ落とされているので、『チャート』しか聴かないティーンエイジャーは、(チューニングされていない)本物の人間の声を知っているのだろうかと思うことがあります。私はこういったテクノロジーはすべて好きですが、新しい規範などにはかなり興味があります」。

デジタル化が進む合成された世界におけるこのアルバムの乖離感を表現するために、ロボットの音声合成テキストを使用した煌めくオープニング曲「Three Dimensional」は、スースに気づかせるために書かれた高揚感溢れる自分へのメモであり、彼女はこう語っている。みんな同じだと思うわ。無限に複雑。スーセの過去2枚のソロ・アルバムにおける最高の瞬間を思い起こさせる「Glass Tunnel」は、豊かなハーモニーとギター・ブレイクに満ちた、包み込むような豊かな質感のドリーム・ポップ。この曲は、彼女を取り巻く世界が変わっていくのを見て、自分も一緒に変わっていくべきではないかと考えている曲。”人は結婚し、子供が生まれ、引っ越してしまうのに、私はじっとしている”。

Caribou やJamie xxを思わせるエレクトロニック・ダンス・フロアで心を揺さぶる’It’s You’は、”ノスタルジアの旅に出かけて、脳が自分自身を騙して、過去が現在より常に良いものだと思い込ませている “という内容。Shake (Say Yes)」は、アタリST520、Tr-808s、Op1、カシオSK-5サンプリング・キーボードなど、古い時代の機材を使って作られた、嬉しそうにビットをかき鳴らすレトロ・コンピューター・レイヴ。「普段はあまり楽しくない音楽を作っているんだけど、何か楽しいものを作りたかったし、コンピューターから離れたかった。だから、これを作るために別のもっと古いコンピューターに乗り換えたの。かなりマッドなサウンドだと思うけど、気に入っているわ」。

このアルバムで最もラブリーな曲と言える、温かくウージーなテクスチャーの「Wet Dry World」は、グラスゴーの街をランニングすることへのラブソング。寒さと雨の中、街の舗道や小道を走り回る時間は、思考を整理し、動いて汗をかき、胸がドキドキするような感覚を味わえる体を持っていることがいかに幸運であるかという貴重な視点を得るのに役立つのだそう。「生きていることを思い出させてくれる」と彼女は歌う。