State Faults – Blood Moon

ARTIST :
TITLE : Blood Moon
LABEL :
RELEASE : 6/18/2024
GENRE : ,
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5年間の活動休止(インディー・パンクのサイド・プロジェクトSlow Bloomで活動していた数年間)を経て2019年に再登場したは、3枚目のフルレングスLP『Clairvoyant』を手にシーンに再登場。このアルバムの成功を受けて、バンドは今年後半に北米とヨーロッパで大規模なツアーを敢行。成熟と集中力を取り戻し、2020年の勢いを掴もうと各メンバーは意気込んでいました。そんな折、世界が閉ざされました。

春と夏のツアー中止を余儀なくされたState Faultsは、パンデミック後の状況を受け入れ、新鮮な素材に没頭。1年に及ぶ集中的な作曲活動の後、彼らはコネチカット州バーリントンでプロデューサーのクリス・テティ(The World Is A Beautiful Place…)と組み、4枚目のスタジオ・アルバム『Children of the Moon』を制作。その後数年間、ポストプロダクションの遅れ、経済的苦難、個人的な不運、そして解散の危機を乗り越え、ようやく世にアルバムを発表する機会を得ることができました。スクリーモというジャンルの境界を押し広げる『COTM』は、アルバムの各トラックでバンドの創造的な進化を表現。

オープニングの “Blood Moon “では、豊かなストリングス・アレンジが重厚なリフとメロディックな正確さをシームレスに融合。「Palo Santo “では感染力のあるフックと、ジョニー・アンドリューの特徴的な叫び声の中での貴重な歌唱が披露され、”Heat Death “と “Divination “ではバンドが最もヘヴィーなプレイを披露。中盤、バンドは10分にも及ぶ野心的なプログレ/スクリーモのオデッセイ、”No Gospel “で未知の領域へ。サイケデリックなギター・ワーク、ダンサブルなドラムとベースのリズム、そしてダウンテンポの後半はスペーシーなドローンとリバーブ漬けのヴォーカル。アルバムの最後を飾るポストロック調のバラード「Bodega Head」は、アコースティック・ギターの穏やかなリズムから、ストリングス、ドラムの疾走感、エレキ・ギター・ソロの高揚感でクレッシェンドする複雑なアレンジのバラード。State Faultsのサウンドは相変わらず重厚で、”Children of the Moon “は創造力に溢れたバンドの証。