Simbad – Nuphoria EP

Freerangeの常連であるSimbadが、Ron Trent、Gilles Peterson、Osunlade、Horse Meat Discoなどから大きな支持を得た2021年のPeaceful Revolution EPに続き、4曲入りのEPをリリース。ここ5年ほどケープタウンを拠点に活動しているフランス生まれのプロデューサー兼DJは、Apron、G.A.M.M. Faces、Hyperdub、Atjazz、BBE、Brownswoodといったレーベルから数多くのEPやリミックス、プロデュース作品をリリースしているシーンで最も多作なアーティストの一人。Gilles PetersonやWorldwideとの交流も深く、WWFMでレギュラー番組を持ち、アフリカからアジアまで、世界中を飛び回り、独自のエクレクティックなセットを披露。

リードトラック「Nuphoria」は、典型的なSimbadのジャンルを超えたスタイルで幕を開け、Karizmaのボルチモアハウス、Laurent Garnierの壮大で高揚感のあるテクノ、BicepやKieren HebdenのUK中心のレイヴサウンドの間のスイートスポットに位置しています。このトラックを分類するのは簡単ではないが、目の肥えたダンスフロアで適切なタイミングでドロップすれば、ダンサーの注目を集めることは間違いないだろう。

次に紹介するのは、SA出身のSaneleをフィーチャーしたDream。Saneleの美しく、生々しく、親密なヴォーカル・パフォーマンスは、Simbadsの荒々しいドラムとキメの効いたローズ・コードにぴったり。

裏返すと、Pretoria Mix of Nuphoriaが登場。壮大なシンセ・ラインとコードのおかげで多幸感はそのままに、オリジナルよりディープなオルタナティヴ。

リリースの最後を飾るのは、Fifty Fathoms DeepのFrederickをフィーチャーしたWake Up。