Mathilde Nobel – Marcel Dettmann Remixes

現代テクノのレジェンド、Marcel Dettmannがオランダのアヴァン・ポップ・アーティスト、Mathilde Nobelの『Founds on Land』に4曲（！）のリミックスを提供。Nous’klaerからリリースされたNobelのLPは、同レーベルの最も冒険的なリリースのひとつであり、オランダのポップ・シーンに必要とされていた実験的でひねくれた空気の息吹を加えています。Dettmannは、オープニング・トラックの “Bliss “を、ギターを多用した壁打ちから、催眠術のようなスタッカート、ノコギリの歯のようなアルペジオによって駆動されるノイズ・ウォッシュ、フロアいっぱいのテクノ・ツールへと変貌させた。Nobelのアルバム・シングル “I Eat Air “は、チョップド・ヴォイスと子守唄風の鐘のメロディーが印象的。3曲目の “Nehalennia “は、アルバムの中で最もヘヴィな曲から、シネマティックでミニマルなテクノ、ビットクラッシュされたアヴァン・ポップへと変化。リミックス・クローザーは “I Eat Air “のスペーシー・ヴァージョンで、ドラムを一切省き、ベルとチャイムを多用。テクノの巨匠Dettmannの手になるオランダの新鋭による4つのリミックスは、Nobelの巧みな音楽的才能と、Dettmannのニュー・スクールの持ち味である尽きることのない鼓動感を示す意味深い組み合わせ。