Ghost Funk Orchestra – A Trip To The Moon

2022年の『A New Kind of Love』以来となる『A Trip To The Moon』では、GFOが映画音楽、エキゾチカ、サイケデリック・サーフ・ロックの世界にさらに深く潜っている。その狙いは、一度聴いただけでは聴き取れないほど多くの要素が重なり合い、コラージュされたリスニング・エクスペリエンスを生み出すことだ。ギターはファジーでスプリング・リバーブがかかり、ホーンはスタジオのビッグバンド風にアレンジされている。ガレージ・ロック的なアティテュードを持った大作が満載だ。EDDIE PALMIERIやESQUIVELからTHE LIBRIY ONES、DUSTY SPRINGFIELD、WARまで、影響は多岐にわたる。トラックは、アポロの月ミッションから実際に録音された通信によって結びつけられている。アルバムのコンセプトは、宇宙飛行士のパートナーによって地球に取り残された女性が、彼の居場所と彼が宇宙から生きて帰ってこられるかどうかを思い悩むというストーリーだ。